『10年生存率』 ~2021年版~

その他

先日、『10年生存率』が発表された
(2021年11月10日:国立がん研究センターより)

2016年からはじまったこの公表は、
今回で7回目となるらしい

最新のデータではあるが、それでも、

『2005~2008年にがんと診断された人』

この中に、私と母が入るわけだ
(私と母ががんの診断を受けたのは、2006年)

今回の発表では、
がん全体の10年生存率は58.9%
(昨年発表(2004~2007年にがんと診断)は58.3%で、
 0.6ポイント上昇)

ちなみに初回
(1999~2002年がん診断分)は53.9%で、
毎回徐々に上昇している

そこには医療の進歩はもちろん、
早期発見・早期治療

そして、
早期に発見するための診断技術の向があげられる

    【10年生存率】

      ※表をクリックすると見やすくなります
『10年生存率 ~2021版~』

       ※国立がん研究センターのデータより

    【転移・再発乳がんの生存率】

     ○局所再発を除いて治癒は困難

     ○化学療法をおこなったあとの、
      ・10年生存率・・・約5%
      ・20年を超え、
       完全奏功を継続している人
            ・・・2~3%

     このことから、
     “がんは、
     いかに再発させないことが大切か”がわかる

  『がんの生存率』とは――

   「がん」と診断されてから
   一定期間を経た時点で生存する患者の割合

   診断から5年なら、“5年生存率”
   10年なら“10年生存率”

   “生存率”は、
   治療効果を判定する最も重要で客観的な指標で、
   がん以外の死因の影響を除いて算出したもの

   『相対生存率』という

   100%に近いほど、
   治療で命を救えたことになる

このようなデータが発表されるたび、
母のがんと私のがんを見比べるのがすっかり癖になった

  ちなみに母

  甲状腺がんの、
  おそらくⅢ期だと思われる
  (「甲状腺周辺のリンパ節に転移していたので
    きれいに取り除いた」と、
    母の主治医が言っていた記憶がある)

  その場合の10年生存率は95.7%

  そして私

  しこりの数や
  珍しいがん細胞が関係しないのであれば、
  Ⅱ期

  10年生存率は、88.7%

  生存率の高い母が8年で亡くなり、
  14年経った私が今もこうして生きている

    まさか母が、
    残りの4.3%に入るとは...

  データだけではなんとも言えない

  これは、“他人のデータ”なのだ

そしてこのデータ

これからも、
生存率上昇へと更新されていくはずだ

そのためには、もちろん医療の進歩は欠かせない

が、まずはやはり“早期発見”

検診が大切であることは言うまでもない――

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Source: りかこの乳がん体験記

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