さまざまな布地で空気中をただよう粒子をろ過する実験結果から、「一般に流通している素材で高性能な布マスクを作る方法」が判明しました。
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は、「医療マスクやN95マスクは医療機関向けに優先的に確保されるべき」との考えから、一般の人々に対してTシャツやバンダナ、コーヒーフィルターなどを使用した自作マスクの作成と着用を推奨しています。
アルゴンヌ国立研究所とシカゴ大学の研究チームは、一般的に流通している普通の材料を使用して、マスクとしての性能を検証する実験を行いました。
今回使用された材料は、「綿90%の生地」「綿100%の生地」「綿65%、ポリエステル35%のフランネル」「ポリエステル90%、スパンデックス10%のシフォン」「天然シルク」「合成シルク(ポリエステル)」「ポリエステル97%、スパンデックス3%のサテン」「ナイロン52%、ポリエステル39%、スパンデックス9%の生地」「ポリエステル100%の生地」です。
この実験の結果、「綿」「天然シルク」「シフォン」は、しっかりと織られたものであればエアロゾルの50%を除去できることが分かりました。
また、布1枚だけでなく、「綿2枚」「綿とシルク」「綿とシフォン」「綿とフランネル」など、綿を中心に複数の素材を組み合わせた「ハイブリッド生地」は、粒子の大きさが300ナノメートル未満の場合は80%、300ナノメートル以上の場合は90%以上の割合でエアロゾルを除去することができました。
さらに、研究チームが「2枚のシフォンで綿を挟んだ3層構造」でテストしたところ、エアロゾル粒子が最大で99%除去され、N95マスクに匹敵する性能を発揮したとのことです。この結果について研究チームは、「布を組み合わせることで、物理的なろ過作用と静電気との複合効果が発生し、マスクの性能が飛躍的に向上すると思われます」と推測しています。
こうした結果から、研究チームは論文の中で「全体として、一般的な布マスクに使われるような、入手が容易な繊維を組み合わせることで、エアロゾル粒子に対して有効な保護効果を実現できる可能性があると判明しました」と記しました。
GIGAZINE
布マスク、綿とシフォン生地などの組み合わせが効果大 米研究チーム
最も効果が高かったのは、1インチ(2・54センチ)当たりの糸が600本程度と高密度な綿の布1枚と、化学繊維でできた薄手のシフォン生地2枚を重ねた場合だった。
実験に使ったシフォン生地はポリエステル9割と、スパンデックスと呼ばれるポリウレタン1割の混紡製で、ドレスなどに使われているタイプのもの。エアロゾル粒子の大きさによっては約99%を除去し、医療現場で使われる「N95」と呼ばれるマスクに近い性能を発揮したという。
また、シフォン生地の代わりに天然の絹2枚、綿ポリエステルのフランネル1枚を組み合わせた場合にも高い性能を発揮した。綿ポリエステルの中綿入りの綿キルト生地は、1枚でも高い効果が得られたとしている。
チームは「シフォン生地や絹のような静電気を帯びている生地は静電バリアーとしても機能する」と指摘。実験ではフィルター面積の1%でも穴があると効果が半分以下に低下したことから「マスクは使用者の顔にフィットしていることが極めて重要だ」と強調した。
性質の違う生地を併せて静電気を発生して吸着する構造ですね。
これがあれば不織布マスクより効果は高い。
いいニュースだと思います。
マスク不要論を振りかざしてマスクを求める方達をバカにした仏光は謝罪すべきですね。
信じて罹患した方もいるかもしれない、、、
まぁ本人は「平然と生きる」そうです。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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