“いつもより時間がある”という自粛期間
...ということで、
久し振りに調べてしまった、自分の“がん細胞”のこと
人間、暇だと、余計なことを考えるものだ
私の乳がんが、
“学会に出してもいいくらい稀ながん細胞”であることは
ここに何度か記してきた
“医療は日進月歩”と言われる
殊に、“がん”に関しては、目覚ましい進歩がある
中でも“乳がん”は患者数が多いことから、
さらに進んでいるようだ
が、私の稀ながん細胞、
“明細胞がん(クリアセル)”については、
調べても、未だ何も見つからない
“有るもの”を探すのは簡単だ
が、“無いもの”を見つけ出すのは、
『砂漠に落とした指輪を見つけるようなもの』
...と、
誰かがこんなことを言っていたような...
数年前にようやく見つけたのは、
2人の卵巣がん患者さんのブログ
“明細胞がん”の闘病を綴ったものだった
そして私は、そこで初めてこのがん細胞が、
化学療法も放射線治療も
効果が期待できないことを知る
その患者さんは当然のことながら、
治療がないまま、
先の見えない不安の中にいた
ただひとつ、安心材料は、
“明細胞がんは進行が遅い”ということ
4年8か月もの間、乳がんを放置していたにもかかわらず、
私が今こうして生きていられるのは、
そのためなのかもしれない
そしてそれは、
“再発が15年以降もあり得る”ということを意味し、
が、逆に捉えれば、
“長生きできる”ということでもある
過去に見つけた2つのブログ
すでに更新されていないのか、
一つは見つけることができなかった
乳がんになって、
「病気のことを知りたい」と思ったり、
いざ知ってしまうと、
「知らない方がよかった」
そう思ったり...
また、初めから、
「知りたくない」と、何も調べない人もいる
私は、
「自分の病気にことは知りたい」
そう思ってきた
もちろん、衝撃的なことも多かった
殊に、乳がん告知を受けたばかり頃は、
がんの知識があるわけではない
術式や治療の副作用を知っては嘆き、
病期や生存率、終末期を知っては、
大きく落胆した
“治療をはじめれば、出産はできない”
そう知ったときの衝撃たるや...
それでも、私は、とにかく知りたかった
知るたびに、落ち込んだが、
“怖いもの見たさ”ならぬ、
“怖いもの知りたさ”
...だったのだろうか
“明細胞がん(クリアセル)”の解明は、
いつになるのか
そしてその治療薬は...
きっと、開発されないような気がするのだ――
「症例数が少ないのは
“採算が取れない”という理由から、
研究が進まない」
そう聞いたことがある
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Source: りかこの乳がん体験記
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