病院に行けないひとたち。

日本に“新型コロナウイルス”という、
見えない敵が確認されてから、かれこれ3か月

医療機関は、
“新型コロナウイルス中心”の体制となっているだろう

急を要しない手術は延期され、
がん患者は
“抗がん剤治療を受けられない”という現状もある

「救急車を呼んだはいいが、
 なかなか受け入れてくれる病院がなく、
 2時間かかった」

「救急車に乗ってから数十件めの他県に、
 ようやく受け入れてくれる病院がみつかった」

そんな話も珍しくはないようだ

先日、私の街でも、
勤務中に怪我をした人が、

「どの病院に電話をしても、
 受け入れてくれるところがなかった」

ということがあった

正直、検診にも行けない

そんなひとたちは、
きっとたくさんいるのだろう

新型コロナウイルスで、
医療機関はすべてが逼迫している

“通常の外来患者は病院にかかることもできない”
という状況が起きている

がんは、
『早期発見・早期治療が大切』と、言われる

“検診が受けられず、
 早期に見つけられたはずのがんの発見が
 遅れてしまうのではないか...”

そんな懸念を抱いてしまった

“病院は、命を救ってくれるところ”

最後に頼れるのは、“病院”なのだ

少しでも早くこの事態が収まってくれることを、
今は祈るしかない――

  ワクチンと治療薬が開発されれば、
  少しは安心材料となるのだろうか

  なんとも、今、私たちは、
  壮絶な歴史の中に生きている

  3か月以前と同じ生活に戻ることは、
  もうできないのだろうか...

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Source: りかこの乳がん体験記

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