こんなにも穏やかな、いつものザイタクでの『死』

医療機関

ザイタク看取りをした帰りの車中で、

もう何度この会話をしただろう。

 

「穏やかだったなあ、、、ご家族に、なにか、もっと話してあげればよかった?」

「いいえ、あれ以上、何もいりません。故人の穏やかなお顔が、静かに、全てを語ってくれてますよ」

 

ザイタクをしていると、

こんな穏やかな旅立ちは、日常だ。

でもやっぱり、『死』は非日常なのだろう。

 

この非日常である『死』の話は、

『穏やかな死』であるにもかかわらず、

知られていない故に、よく嫌われる。

 

人間の感情の中でも、

『知らない』と『嫌い』は似ている感情らしい。

 

もしも、ザイタクでの『死』が、

こんなにも素晴らしく穏やかで、

まさに、『尊厳死』であることが、

もっともっと、知られることになれば、

きっと『死』の話は、

忌み嫌われるものでなくなると思う。

 

 

今朝の旅立ちも、穏やかで、静かで、そして、

ご家族想いであった彼らしい『尊厳死』だった。

 

これからも、

この大切な『死』について、

伝えていきたいと思います。

 

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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