ショウタロー、お前、外科医で一番大切なこと、
何かわかるか?!知らんやろな~
目先のことだけ見てるうちは気づかんよ。
病気を治すために外科手術に挑戦する時、
手術の腕前や速さ、そんなことは大切じゃない。
腕前や手術技術は年齢や時代に左右される。
ロボットやコンピュータが手術する時代だ。
どんなに上手くても、どんなに下手でも、
手術に関しては大きな差がない時代になる。
患者のコレからの人生、どこで、差が出ると思う?!
胸部外科の研修医だった頃、尊敬する胸部外科の教授に、
一番最初に習ったのが、薬屋と付き合うな。医者としての魂抜かれるぞ。
二番目に習ったのが、手術の腕前よりも大切なのはリカバリーだ。ってこと。
今、僕らの取り組むザイタク医療は、
『暮らし』を最後まであきらめない。
『暮らし』に挑戦し続ける素敵な医療。
どこもかしこもお看取りのための
在宅医療はおそらく出来つつあるだろう。
一方、ザイタク医療は『暮らし』に挑戦し続ける。
だからこそ、リカバリーはすごく大切だ。
先日、患者さんのお宅でバーベキューがあった。
お花見会で知り合ったタナカの別の患者さんもご参加され、
ご本人は、バーベキューのあいだ中、いつもは開かない目を開け、
お肉も召し上がられ、お越しの皆さんにご挨拶もされた。
楽しい『暮らし』の挑戦の後は、リカバリーは必須だ。
脳転移症状により嚥下障害もあり、体幹保持も困難な中での、
大切なご家族とお仲間とのバーベキュー。
いつも以上に、経口摂取も可能となってはいたが、
この『暮らし』の挑戦の肝は、翌日のリカバリーにある。
祭りの後の翌日の訪問診療で、腹臥位療法のポジションを取って、
誤嚥性肺炎の予防と、体幹の緊張のリラクゼーションを図った。
ケアエールでみんなで共有し、ご家族を筆頭にみんなで挑戦してもらえる。
ショウタロー、お前が一人前になるにはな、
どの医者よりも患者のところに足を運べ。
そしたらな、今、なんのリカバリーを打っておかないといけないか、
患者を見ればわかるようになる。実際、患者がそれを教えてくれるんだ。
祭りの後にこそ、タナカの腕の見せ所。
胸部外科ではリカバリーの師匠に学んできた。
今回のリカバリーも、やっぱりイケてた((笑))
YO-KINGの師匠吉田拓郎のサングラス。
実は、僕、真似してるのご存知ですか?!((笑))
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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