昨年12月に始めた挑戦が今やっと芽を出し始めた。

医療機関

先生、○○さんの散歩、頓服飲んで、行ってみますね。

先生、○○さん入浴しますけど、今日は体重変わってないし大丈夫。

先生、○○さん腰部の痛みの訴えあるんですけど、私が擦ると治るらしくて。今度で良いから診といてね。

先生、○○さんの今日の入浴、どのタイミングで合流しましょう?頻拍で不安定で。

 

今日の朝のお電話のほとんどが、

患者さんの訪問看護内容の相談で、報告じゃなく、

それも全部違う訪問看護ステーション看護師さんから。

 

 

 

 

ちょうど一年前、僕らのザイタクスタイルの根本的な変革に着手した。

お付き合いする訪問看護ステーション集団の数を増やすことにしたのだ。

 

僕らの中で決めていたルールが3つあった。

 

ザイタクチーム医療の質は絶対下げない。

メンバー全員のお顔が見えるステーションと一緒に地域を作る。

ドクター・ナースファーストではなく、どんな時も、患者さんファースト。

 

これからの地域医療で必要なのは、

個々の関係で作り上げる唯一無二さ。

 

この唯一無二のチームを地域に無数に作る挑戦に、

本当に一大決心をして、昨年12月舵を切った。

 

 

 

 

ちょっと想像してみて欲しい。

 

大病院の中の各病棟。普通は、

診療科によって入院する病棟が違うはず。

 

各診療科の医師は、

それぞれ疾患別の病棟で、

患者さんの治療に当たる。

 

大病院の各病棟全部と連携できる病院医師は少ない。

専門的な診療を専門的な病棟に任せていたいし、

その方が治療の質の担保や感染対策が容易だからだ。

 

 

 

地域の話に戻そう。地域を大病院と見ると、

地域に数ある訪問看護ステーションが病棟。

 

地域のいろいろな訪問看護ステーションとのお付き合いを増やし、

唯一無二のチームを作っていく時、どうしても質の担保が難しくなる。

だからこそ、チームメンバー全員にザイタクマインドが必要だ。

 

その無謀とも思える本気の挑戦に、ザイタクマインドを熱く持つ、

複数のステーションの看護師さん達が集まり、ご一緒してくれた。

 

この出逢いの数々に、ここで改めて感謝申し上げます。

ありがとうございます。

 

 

 

 

その甲斐あって、大晦日前日にして、

朝からのお電話相談のほとんどが、

うちの訪問看護師からのではなく、

訪問看護St.訪問看護師さんからだった。

 

今年ほど、

地域包括ケアを具現化出来てきた年はない。

やっと準備が整った。スタートラインにきた。

 

新年から、そろそろ、走り始めよう。

 

実は、もう一つ凄いのは明日書くが、ここに、

地域中核病院の、しかも、現場の医師チームと、

地域包括ケアシステムを、今日、具現化出来たんだ。

 

これはまた明日、書きます。よろしくお願いします。

 

 

 

積み上げてきたもので勝負しても勝てねえよ。

積み上げてきたものと勝負しなきゃ勝てねえよ。

必要なのは、走り始め続けることだ。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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