「ステージ 4」――
テレビを点けていると、
突然、耳慣れた言葉が聴こえてきた
『“ステージ 4”? がんの話か...?』
いや、どうも、
“新型コロナウイルスの感染状況の指標を
4段階で表したもの”
...らしい
“ステージ”と言うと、
私たちがん経験者には、何かと気になる存在だ
がん告知を受けたとき、この“ステージ”で、
真っ先にがんの進行を照らし合わせたほど
それほど生存率にかかわる、
それこそ“指標”である
「ステージ 1」だ、「ステージ 4」だと、
テレビから聴こえてくると、
ドキッとするのはきっと私だけではないはず
そしてこれからも、
新型コロナウイルスがこの世からいなくならない限り、
日々、この言葉に「ドキッ」とさせられるのだろう
ちなみに...
私の乳がん発覚時の13年前...
いや、まもなく14年か...
私の主治医は、
「今は”ステージ”では言わないけどね」
そう言っていた
確かに、たとえ同じステージであっても、
”治療が同じ”とは限らない
ステージによって、
”この治療”と決まっているわけではない
がん細胞によっても変わってくる治療
それは、患者の生き方に合わせて
選択するものでもある
私の、”化学療法も放射線も効かない”、
珍しいがん細胞
そして、左の乳房に複数あった腫瘍
さらには、そこから出てきた、
また違うタイプのがん細胞...
同じ”ステージ”であっても、
患者それぞれに異なる治療
...が、今でもその”ステージ”
普通に使われているようだ
あとは、ステージ別による、
“5年生存率”や
“10年生存率”のデータ収集には必要だろうか
がんとコロナ――
全くその性質は違うもの
が、
ヒトの身体に巣食い増殖を続けていくところ
そして、一度治ったように思えて、
再燃があることを考えると、
なんとなく、
“がん”と“コロナ”が似ている気がするのだ
さらに今回の、4段階に分けた“ステージ”...
予防法もなければ、
特効薬もない
とことんしつこいところは、まるでそっくりだ
この世には、
まだまだ薬が開発されていない病が数百とある
医療がいくら進歩しても、
追いつかない病が表れる
人類、“生きること”が、
病と闘いなのかもしれないな――
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Source: りかこの乳がん体験記
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