肌寒い、12度の朝
爽やかな風が心地好く肌を撫でる21度の午後――
8月14日
早くも秋の気配だ
そんな今日は、母に会いに実家へ．．．
あれから5度目のお盆
母の遺影は変わらず、
やわらかな笑顔を浮かべている
決して歳をとることのない母
そんな母を見つめていると、
いつもなんだか不思議な感覚になるのだ
「お母さん、今、“コロナ”で大変だよ」
母が生きていたら、
この“コロナの時代”をどう思っただろう
父は相変わらず元気だ
会うたび、
「私より長生きしそうだ」
と、いつも思う
庭には母が好きだった花が、
今年もきちんと植えられている
その一角には、
ちょっとした家庭菜園．．．
まるでそこに母がいるように、
あのときのまま、あの頃のまま
2人で土をいじっていた父と母の姿が、
そこに見えるようで――
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Source: りかこの乳がん体験記
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