【人といると疲れる、でも一人は寂しい】は、ワガママですか？

おはようございます。

HSP片付けブロガーのナナコです。

人といると疲れる

でも、一人は寂しい

これってワガママですか？

という質問を

いただくことがあります。

結論から言うと

わがままではありません。

ただのバランスの問題です。

人は、適度な刺激が必要な生き物です。

極端に刺激がないことも

刺激的すぎるのも

偏ると心と体を壊してしまいます。

ではどのように暮らしたら良いのでしょうか？

今日はここを詳しく解説して行きます。

本当に大切な人を選ぶ

HSPさんには

人といると疲れる、と言う気持ちを抱く人が

少なくありません。

これは決して

「人が嫌い」と言う意味ではなく

誰かと一緒に過ごすと

その後どっと疲れてしまう、

と言うことなのですよね。

それがどんなに

愉しい時間だったとしても、です。

色々なことに気がつきすぎてしまう

HSPさんは

その場の空気や、相手との時間を

味わうことに集中したり

相手のことをとにかく気遣ったり

とても神経を使っています。

また、相手のことや自分の気持ちだけでなく

一見関係のないようなこと

例えば、お店の音楽や

店員さんの表情、他のお客さんの様子

また、そのお店にたどり着くまでの

なんらかのエピソード…

などなど、様々な情報を拾っています。

それは意識的、無意識的にそうなのです。

それらの全てを総合的に見て

「人と逢うと疲れる」

と言うことに繋がって来ます。

これだけ繊細な感受性を

持ち合わせているのですから

せっかく誰かと一緒の時間を過ごすなら

本当に大切な人を選びたいですよね。

どうでも良いお付き合い

本当は行きたくないランチ会…

そのような、心が喜ばない行動は

もっともっと消耗してしまいます。

相手の時間も、自分の時間も

有意義なモノとなるように

誰とどんな場所で逢うのか？

厳選できる人生は

とても豊かなモノになるでしょう。

さじ加減を見極める

例え、大好きな人とでも

相手に合わせすぎたり

頻繁に関わりすぎると

疲れてしまうのもHSPさんの特徴です。

それはなぜか？

大好きな人と会うこと

＝刺激

だからです。

刺激を頂いたらそれを和らげる

一人の時間を

たっぷり持つようにしましょう。

例えば、本を読む

庭いじりをする

たくさん眠る

自然の中を散歩する…など

これを、ダウンタイムと言いますが

刺激とダウンタイム

HSPさんは、この両方の時間があって

バランスが取れるのです。

例え愉しい刺激でも

それがあまりにも続いてしまうと

ある時

真っ暗で、プライバシーが守られる

一人の部屋に閉じこもって

眠りたくなりませんか？

これは昂った神経を

鎮めようとする行為なのですよね。

そうして、回復してくると

また「人に会いたいな」と言う気持ちが

ふつふつと湧いてくるのです。

◯刺激のある素敵な日

◯ダウンタイムをとる

このさじ加減を見極めて行きましょう。

人によっては半日誰かと会ったら

まる1日ダウンタイムが必要かもしれませんし

別の人にとっては1週間かもしれません。

これは個人差があるので

どれが正常、異常と言うモノでは

ないのです。

【寂しい感情】は、ワガママではない

ここまで解説した通り

HSPさんは、刺激の後に

ダウンタイムが必要なのです。

健康なHSPさんの多くは

誰かと逢うことそのものが

嫌なわけではなく

ただただ、とても疲れやすいのです。

それは、相手と同じ時間・空間を共有する中で

五感から受け取った膨大な情報を

脳が深く処理をしているからです。

例えば…

食事がおいしい

一緒にいる彼女も微笑んでいる

でも少し寂しそうだ、何かあったのかな？

私でできることなら力になりたい

どこまで話を聞いてあげよう？

あ、ウェイターさんが水を持って来てくれた

この方、とても感じが良いな

お礼を言おう

このお店はBGMも心地よい。

あ、デザートメニューを持って来てほしな

でも今忙しそうだな…

けど、彼女はプリンが大好きだから

それを食べたらちょっと元気になってくれるかも…

少し冷房が効きすぎているな

膝掛けが欲しいな、彼女も冷え性だからな

大丈夫かな？聞いてみよう。

と言った具合に。

これはあくまで一例ですが。

HSPさんは色々なことによく気がつき

常にクルクルと思考が巡っています。

非・HSPさんと比べると

それは100倍〜1000倍とも言われています。

それは人と会った後に消耗するのも

仕方のないことなのです。

この神経の昂りを

鎮めるためのダウンタイムが必要になって来ます。

決して、人が嫌いなわけではなく

むしろ好きなのに

一人になりたくなる

でも、ずっとそうしていると寂しい

と言うジレンマ。

これはワガママなのではなく

HSPの【思考クルクル情報処理】この特性を知ると

自然なのだと言うことがわかります。

おわりに

私も、人が好きでも一人が好きです。

でもやっぱりずっと一人でいると

人恋しくもなりますし

誰かとバカ話して大笑いしたくなったり

あるいは、真面目な話をしたくなったり

そんなことはよくあります。

つまり

刺激が全くない状態は不健康で

刺激が続きすぎてもまた不健康なのです。

程よいバランスを取ることが大切です。

これはHSPさんに限ったことではないですね。

動物全般に言えることです。

ただHSPさんはそれが顕著で

人よりダウンタイム・一人時間が

たっぷりと必要なため

「私は我がままなのだろうか？」と

感じてしまいがちなのです。

人といると疲れる、でも一人は寂しい

これはとても素直な人間らしい感情です。

人と過ごす豊かな時間

自分を労る豊かな時間

自分にとっての黄金バランスを