なぜうつが発生するのかご存知でしょうか。
一般的には、うつの症状が記載されていて、抑うつ気分・不安・あせり・不眠・自分を
責める・疲労感などさまざまな精神的・身体的な症状が発生します。
これがなぜ発生するのかというと、前項で述べた「脳のアラート」が行き場を失うからです。
たとえば、仕事でミスをしたとします。サラリーマンなので、責任は上司が一緒にとるのが当然で、
自分は何もしなかったとしても、ミスをした部下と話し合ったり、取引先に謝罪したりと、
それは大変な苦労を一緒に背負うことになります。
ところが、年功序列の崩壊とともに、部下が年下とは限らなくなってきました。年上であっても、
地位が下な場合は、なぜか「年上なのに」という考えが入ったり、そもそも上司が「逃避型」
になって対応してくれなくなってきました。
特に外部に謝罪する場合は、「名刺の大きさ」で相手は誠意を判断しますから、どうしても
上司と同行した方がよさそうです。
ということで、「失敗」ということで発生したアラートが、上司や同僚に受けてもらえなかったり、
言い出せなかったりして行き場を失います。そのアラートがストレスになって、脳を痛めつける
というのが、うつの原因です。
（これはほんの一例で、原因はそれこそ無限にあるといった方が良いでしょう）
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Source: 週刊山手心理相談室
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