まずは
「血便の原因は痔?潰瘍性大腸炎?①」を
外来で
「お尻から出血する」と言って来院された方で、
念のため大腸内視鏡をしたら、
潰瘍性大腸炎だった
という方を何人も診させていただいています
きっかけとして、肛門診察をしたときに、
「あれ?この方は早めに大腸も検査したほうがいい」
とわかる場合が多いです
それは肛門診察の時に指に付いてくる血混じりの膿のようなものがきっかけだったり、肛門診察のときにチラッと見える直腸の炎症だったり。
これは何人も何人も肛門診察をしてこないとわからないんじゃないかなーと思います
私がすごいと自画自賛しているわけではないのですが、
やっぱり痔とは、ちょっと違うんです
もちろん肛門診察ではわからない場合あるので、
痔の薬を使ってもなかなか出血が治まらない場合は、
大腸内視鏡をして
「他の病気がないか(潰瘍性大腸炎などの腸炎やがんなど)」
を確認する必要があります
※痔の薬の成分で多少、潰瘍性大腸炎の炎症が落ち着いてきてマスクしてしまうケースもありますので要注意
最近は潰瘍性大腸炎の方が本当に増えてきています。
大腸肛門科の診察をきっかけに見つかる方も多く、
だいたい「大腸肛門科」を掲げているクリニックでは軽症の方の治療はそのままそこでできることが多いです
慢性的に腸が炎症している状態が続くことで大腸がんになることもあるので注意が必要です
気になる症状がある方は
一度肛門科受診を
オススメします
Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ
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