ツバで、毎日毎日ラグビーボールを磨いていたあの日。

医療機関

中学一年の4月。

中高一貫の男子校だったのだが、

隣の机で、授業中も、昼休みも、ずっと、

ツバでラグビーボールを磨く友人がいた。

 

あの日あの時、

あいつがツバでボールを磨いていたから、

僕はラグビー部に入った。

 

革のラグビーボールを生で見てさわったのが、

あの日が初めてだった。

革のボールは、ピカピカに光っていた。

ちょっとツバ臭かったのも覚えてるけど、、、

 

高校生と一緒に練習していた中学ラグビー部。

その日のうちに高校生のキャプテンのところに

友人が連れて行ってくれて入部が決まった。

 

中学のチームには、まだまだ15人も揃わなくて、

試合ができることはまだまだ先。

練習も、たぶん今思えば、

ボール遊びしてるようなもんだったと思う。

 

 

でも必ず、練習終わりに、

部室の前で、友人と一緒に、

最初の頃は2人だけで、

ずっとずっとずっと、夜遅くまで、

ツバで革のラグビーボールを磨いた。

毎日毎日磨いた。

 

あんなラグビーをしたいとか、

あのステップやパスはどうだとか、

タックルは痛いから嫌やなあ、とか、

もっともっと足が速くならなアカンとか、

平尾選手や大八木選手や林選手のようになりたいとか、

なんかずーっと話をして、

ラグビーの試合で活躍する夢を毎日みていた気がする。

 

あの毎日のボール磨きで、

やっぱり、ボールさばきやパスがうまくなった。

 

今、その時の純粋な気持ちを、思い出す。

 

泥臭いかもしれないが、

ツバで毎日毎日、磨くことは、

きっと無駄じゃない。

ラグビーボールも技術も心も、

あの頃、ピカピカに輝いていた。

 

泥臭いザイタクを、必死に追求して、

泥臭くてもキラッと光るザイタクを、夢見て、

今日もツバでボールを磨こう!

練習で疲れ切ってても、夜中になっても、

なんやかんやとあってクタクタでも、

必死に毎日ザイタクを磨こう!

 

そんな気持ちで、ブログを書いています。

 

 

毎日読んでいただいてありがとうございます。

これからもがんばります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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