JAK阻害薬はとても新しいお薬です。
tsDMARDsに分類されています。
IL-2, 4, 7, 9, 15, 21のシグナル伝達で
ヤヌスキナーゼ(JAK)という
リン酸化酵素が共通して下流にあるため
JAK阻害薬が開発されたそうです。
JAKにはJAK1、JAK2、JAK3があり、
それぞれ発現している細胞などの差から、
JAK3を特異的に抑制したかったようです。
しかしそう簡単に問屋はおろしてくれなかった。
現在のところ関節リウマチに使える
JAKiは2種類しかありません。
トファシチニブとバリシチニブです。
TOFはJAK 1/3の阻害薬、
バリシチニブはJAK 1/2の阻害薬
となってしまいました。
このJAKの差がどれほどの臨床的な
アウトカムの差になるのかは、
正直”にかわ”には難しいです。笑
Source: リウマチ膠原病科医の伝えたいこと
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