乳がんの手術を終え退院すると、
世間からはとかく、“治った”と思われがちだ
化学療法をして髪でも抜ければ、
“治療中”という但し書きでもつくのだろうが、
ホルモン療法はいくら体調が悪くても、
外見ではわからない
そして時々、思うのだ
「なぜ、“がん”は、
こうも他人の目が気になる病なのか...」
と...
きっと近所のおばちゃんたちは、
本人(私)に面と向かって聞きたいことも聞けず、
ご近所さん同士で
あれやこれやと詮索をしているに違いなかった
時には失礼なことを聞いてくる人もいる
そこにあるのは、
単に、“興味本位”という本質だけだろう
後にその噂は、
尾ひれはひれが付いて、近所中に広まっているはずである
「もう治ったんでしょ?」
そんな質問には、
最初の頃は戸惑った
なぜなら、手術が終わってまだ数か月
左手も動かなければ、
ホルモン治療真っ最中
この先、再発しないとも限らない
『ずいぶん、無神経なことを聞く人だなぁ...』
そう思ったこともある
が、“がん”という病を知らない人には、
そう思われても仕方がない
だから最近はこう言うようにした
「今のところは落ち着いている」
と――
“今のところ”ではなく、
この先も、がんにはずーっと
おとなしくしてもらいたいものだが...
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Source: りかこの乳がん体験記
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