「安すぎるタイヤチェーン」の落とし穴 ネットに溢れる粗悪品の実態 日本メーカー苦慮カー用品大手のカーメイトが、インターネット通販サイトで自社製タイヤチェーンの類似品が横行しているとして、2021年現在、自社サイトで動画を公開して注意を呼び掛けています。(中略
とても使えるシロモノではない…雪道で困るのはユーザー自身
カーメイトによると、安価なタイヤチェーンの多くは、その価格からしても中国製と考えられるそうです。同社は、自社製品の類似品に限らず、このような製品を様々取り寄せてテストしているといいます。
「中国製の安価な製品の多くは、タイヤとのサイズのマッチングが難しかったり、取り付けても緩くてダボダボだったりします。取り付けて10km/hで走って3度旋回したら切れた、あるいはスパイクピンが飛んでいったものもあります。なかには、ホイールの穴を通して巻き付けるタイプのものがありますが、ホイールの種類によっては取り付けられませんから、そもそも製品としてあり得ません」(カーメイト)
今回、数々の製品のテスト結果を見せてもらいましたが、そもそもどう取り付けるのか、といった製品も少なくないようです。カーメイトとしても、チェーンとタイヤのマッチングはかなり苦労するポイントで、数百種類のタイヤでテストしながら製品を開発しているそうですが、「たぶん、こんなものだろう」くらいで作ったのではないか、と思えるものが見受けられるといいます。
というのも、「そもそも中国にはタイヤチェーンを使う文化がありません」とのこと。この点は、同社がタイヤチェーンを中国で売れない理由にもつながるそうです。つまりタイヤチェーンの未経験者が、見よう見まねで作っているものが、日本で多く流通していることが伺えます。
ネット通販サイトにおけるタイヤチェーンの売れ筋や人気商品は、こうした中国製の安価な製品や、スプレータイプの滑り止めなど、簡易的なものだといいます。その背景についてカーメイトは、雪に対する認識の甘い非降雪エリアの人が、「スプレーや安いもので十分」と考えて購入するケースが多いからだと分析しています。
「実際に雪道で困るのはお客様」とのこと。
なお、「一般的なカー用品店で売られているものならば、まず安全」ということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fc82214540bc640fe21376f6691b1d18dad664d
Source: 身体軸ラボ シーズン2
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