【続】[2型糖尿病]は存在しない[3] 予備軍なら 皆 同じというわけではない

健康法

スウェーデンのAhlqvist博士は,従来 2型糖尿病と診断されている人でも,実は4種類(クラスター)の別の病気が含まれていることを明らかにしました.

では,このクラスターは,どの時点で見分けられるのでしょうか? 糖尿病になってから,このように分かれてきたのでしょうか? それとも まだ糖尿病と診断されたわけではないが,そのリスクが高い状態,つまり予備軍の段階から既に このように別のタイプだったのでしょうか.

ドイツのWagner博士がこの問題を解明しています.

ドイツ及び英国の糖尿病発症にまで至る経過を追跡した2種類のデータベース[★]をCluster分析したのです.

[★] TUEF/TULIP(ドイツ)と,Whitehall II cohort(英国)のデータベース

分類パラメータ

Ahlqvist博士は,5つの指標を用いて,Cluster分類を行いました.

  • GAD抗体の有無
  • BMI
  • HbA1c
  • インスリン分泌指標(HOMA2-β)
  • インスリン抵抗性指標(HOMA2-IR)

これに対して,Wagner分類では下記の8つの指標でクラスター分析を行っています.

  • 遺伝リスク
  • 皮下脂肪量と分布
  • 内臓脂肪量と分布
  • 肝脂肪量
  • インスリン分泌指標
  • インスリン抵抗性指標
  • 糖負荷試験中の血糖値
  • HDL量

8つの指標があるので,1個の個人データが8次元空間の1点であるとみなして,すべてのデータ同志が互いに最短距離となるように,つまり『似たもの同士がもっとも近くなる』で集まるように,Data-Driven Cluster分析 を行いました.

クラスター分析結果

ドイツ人899人の長期追跡結果データのクラスタ分析結果から,下記の6つのクラスターがあるとわかりました.
下記のレーダーチャートで,塗りつぶしの面積が小さいほど糖尿病のリスクが低く,大きいほどリスクが高いことを意味します.

この6つのクラスターには,どんな特徴がみられたのでしょうか?
またそれは Ahlqvist博士の提唱する『4種類の 2型糖尿病』と一致しているのでしょうか?

[4]に続く

Source: しらねのぞるばの暴言ブログ

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