その“頑張り”は、誰のため?

それでも生きていなかければならない

“生きてゆくことはつらいこと”なのか、
“つらいのは、生きている証”なのか...

「もっと頑張りなさい!!」

それは、
亡くなった母がいつも私に言っていた言葉だ

私は私なりに頑張っているつもりだった

子どもの頃から、
「りかちゃんは頑張り屋さんだね」と
言われることも多かった

でも、母に、
「もっと頑張れ」と言われているということは、
私は、“頑張り屋”ではないということ

まだまだ“頑張りが足りない”ということなのだ

母にとっては、きっと
“結果がすべて”だったのだろう

結果が出なければ、
“頑張った”という証拠にはならない

“努力”というプロセスは関係ないのだ

思えば、乳がんになってからもそうだった

つらい治療の副作用の中にいても、
その体調を理解してはもらえなかった

がんサロンでのお手伝いや、
がんに関しての活動をしていても、
そんなことは母は知ろうともせず、

ただ、

「頑張りなさい」

「私(母)はこんなに頑張っているんだから、
 あんたも頑張りなさい」

そう言い続けるだけ

自分の娘が何をしているのかも見ていない、
そんな母だった

“頑張る”って、誰のため?

誰かに認めてもらうために頑張るの?

私が乳がんになった事実は消すことはできない

がんになって諦めなければならなかったこと、
実際に諦めたこと

そして、抱いていた夢や希望を失ったこと...

でも、新しい夢や希望をつくり出すことはできる

たぶん、私は、“自分のため”ではなく、
“誰かのため”に生きていくのだと思う

それは結果的に、
“自分のため”でもあるのかもしれない

乳がんになったからこそできること

乳がんになった私にしかできないこと

...を、探して――

  「もっと頑張りなさい」

  そんな母の声が聴こえてきそうだ

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Source: りかこの乳がん体験記

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