【ひきこもりの時】セブンで買ったもの

 

 

 

 

受付スタートしました。

＊締め切りは2/28(土）です。

 2月に入りラジオを始めました。

スタンドFMというアプリをダウンロードしていただくと

いつでも聴いて頂けます。いつもありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、ナナコです。

 

 

 

私がうつ病で

自宅療養していた頃

 

 

一人暮らしの

アパートの近くにあった

セブンイレブンが

食べ物を買う場所でした。

 

 

あの頃私が買っていたのは

 

 

かりんとう

チョコレート

アイスクリーム

カップラーメン

 

 

こんなところだったと思います。

 

 

カップラーメンは

私の中では

結構な進歩で

当時は、立派な食事でした。

 

 

というのも

いっときは

何を食べる気にもなれなくて

 

 

もう別にいいや

だって美味しく感じないんだもの

 

 

と、食すら

どうでも良くなって

しまったのです。

 

 

もちろん体重は落ちて行き

心療内科の先生は

食べられないんでしょう？と

 

 

いつものお薬の他に

栄養ドリンクを

処方してくださいました。

 

 

 

 

 

 

 

エンシュア・リキッド

バニラ味、ってなんか美味しそうですが

これがガツン！と冷やさないと

とても飲めませんでした。

 

 

トロっと？ドロっと？

とにかく濃くて甘い飲み物で

言ってみれば

バニラシェイク風なのですが

でも、あかんバニラシェイクなんです。汗

 

 

先生は

食べたくないなら

食べなくてもいいよ

でも、これだけは必ず飲みなさいね

できれば一日２本。

それであとは寝てたら良いから。

 

 

と優しくお話ししてくれたのです。

 

 

ちゃんと食べないとだめだよ、とか

元気になろうね、なんて

決して言わないところが

本当に救いでした。

 

 

ただ、この栄養ドリンクを

数日分処方してもらった時は

それはもう本当に重たくて。(^_^;)

 

 

薬剤師さんが

紙袋を二重にしてくれて

ありがたかったのを今でも覚えています。

 

 

とうとう

ドリンクで生かされている

状態になってしまって

なんだ？私は宇宙飛行でもしているのかしら？

 

 

無音の世界から

地球を眺めている気分でした。

 

 

でも先生との約束は

ちゃんと守りました。

 

 

1日２本は必ず飲む

それを果たすことで

かろうじてまだ人間を保てる

そんな気がしたのです。

 

 

 

「先生、ちゃんと飲んだよ」

 

 

たったそれだけの

「できた」が

私を支えていたのでしょうね。

 

 

そんな期間をどのくらい

やり過ごしたのか…

 

 

しばらくすると

少しずつ「食べようかな」という

気力が湧いてきました。

 

 

でも、何が食べたいのか

よくわからず

自炊なんてできるはずもなく

 

 

助けてもらったのが

近所のセブンイレブンでした。

 

 

買ってきたのは

日持ちがするお菓子

チョコやかりんとうで

 

 

なんとなく見ていて

「食べたいな」と感じたのでしょう。

 

 

きっと

もともと好きなものだったから

だと思います。

 

 

心身を病んでいるのに

お菓子なんて

栄養バランス悪すぎる！って

怒られそうですが。苦笑

 

 

でも、当時の私は

お菓子なら、食べられた、のです。

 

 

ようやく

それなら食べてみようかな？と

思えたのですよ。

 

 

そのことがまず進歩で

嬉しかったです。

 

 

だからお菓子をポリポリする自分を

認めてあげることで

また「できた」が増えて行きました。

 

 

カップラーメンへ進歩した時は

 

 

お湯を沸かした！

麺を啜った！

フリーズドライのえびを咀嚼した！

 

 

とすごい進歩に感じましたし

何より

お箸を使った！ことに感動しました。笑

 

 

ありがとう

カップヌードル、と手を合わせましたね。

 

 

そんな「できた」を

積み重ね

回復して行ったのです。

 

 

 

 

食べ物を買うのに

セブンへ行く

 

 

たったそれだけのことも

大変でしたけどね。

 

 

1日中寝ているから

もちろん部屋着だし

髪の毛もボサボサ

メイクなんかするはずもなく

 

 

私、臭いかな？

 

 

浮腫んだ顔を鏡で見ると

落ち込んで

 

 

ぐずぐずしながら

ようやく

ズボンを履き替えて

 

 

こんな姿

誰にも見られたくない

 

 

と思いながらも

コンビニの「温度」に

ホッとする自分がいました。

 

 

ひとりで家に

引きこもっている私にとって

 

 

唯一、身近に日常を

感じられる場所

 

 

それがコンビニの

セブンイレブンでした。

 

 

店員さんや

社会人の方を見ると

「仕事をしている」「家族がある」

その姿に、圧倒されそうに

なることもありましたが…

 

 

何よりお菓子やパンや

アイスを見ているとホッとしました。

 

 

今は、いい。

 

 

お菓子を買える

カップ麺を買える

そんな私で良いんだ。

 

 

そうやって

品物を大切に

持ち帰りました。

 

 

 

 

今日できたことを数えよう

小さな幸せを

めいいっぱい感じよう

 

 

それが

今を豊かに過ごすことだと

おそわりました。

 

 

ガムシャラなまま

自分に鞭を打って生きていたら

 

 

きっとそんなことを

実感できなかっただろうと思います。

 

 

 

 

 

ペンタブを使ってイラストの練習中です。w

 

 

 

 

 

病気は

大切なことを教えてくれる

 

 

ありふれた日常が

自分を救ってくれる

 

 

あの頃の記憶の全てが

今の私を創ってくれています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■今後の予定

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Source: HSP片付けブロガーの「生きづらさ」が消える片付け