最近、マンガの世界だけでなく、テレビまで「時代錯誤」「時を超えてやってきた」番組のオンパレード
のような気がします。当相談室ファンの方はご存知かもですが、人間はプランク定数未満の世界なんて
何億年かかっても見ることができないです。だから、その世界を「神」と呼ぶのでしょうか。
(プランク定数は、量子力学(原子より小さなものを扱う物理学の一種)で使われる単位で、記号 で表します。 J s(ジュール・秒)になります。いったい小数点以下の0はいくつあるのでしょう・笑)
その「神の世界」にも「悪魔」が住んでいるというおはなしです。
夫婦カウンセリングには、一般的に公認心理師などが苦手とする要素が多く含まれますが、最近増加
しているのがカサンドラ症候群です。
夫(または妻・以下夫と書きます)がアスペルガー症候群の方などの場合、表面的には幸せに見えている
のに、夫が感情的な処理がほとんどできないために、妻に不安・うつ・イライラ・怒りなどさまざまな症状が
出てきます。
☆夫が接客業なのに、お世辞の一つも言えない。
☆夫は研究職だからといって、無連絡で研究室に泊まり込む。
☆夫に買い物を任せると、牛肉の代わりに安い豚肉を買ってくる。
☆帰宅するとき「ただいま」を言わないので、突然横に立っているのがコワすぎる。
☆自分のことしか考えないので、子供にミルクを飲ませるのを忘れてゲームをしている。
ま、唯一良いこと(かどうか分かりませんが)は、ごく一部の方を除くと、不倫の心配がまったくないことかな。
カサンドラ症候群になると、イライラが募り、怒りが出てしまいますので、夫からすれば「いつも怒っている妻」
としか見えません。
ところがです。この問題には続きがあって、「妻が悪魔」のケースが存在するのです。
ご相談の主訴は上と同じ「夫が発達障害でつらい」です。
理由も同じことが挙げられます。ところが、夫はアスペルガーであったとしても、妻が境界性パーソナリティ
障害(等)の場合はどうでしょう。お二人でお越しになっても、妻の言い分は
「夫がヘンだ」「だから私はしんどい」
なのですが、よくお伺いすると
☆妻が夜11時から朝まで文句を言いまくる。
☆夫が料理を作らないのは事実でも、自分は専業主婦で、昼間はサークルに通っている。
☆さすがに夫がガマンできずに怒ると、「オマエが障害者なのが悪い」とブチキレる。
☆果ては、「夫がDVだ、助けて!」と警察にまで連絡する。
これでは、夫はどうすれば良いのかワカリマセン。カウンセリングの場でも、分かっていても
言うと暴れだすこともあるので言えません。
このケースは、個別に解決法が違います。カサンドラかパーソナリティ障害かの区別が
つかないときは、ぜひ一人でお越しくださいね。(なのだそうです)
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Source: 週刊山手心理相談室
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