ずいぶん昔に書いたこの記事を、結構多くの方に読んでいただいているようです。
前過ぎて、テンションが若過ぎてちょっと恥ずかしい感じになってたので、まとめ直しました
「キレイ好きなのに、おしりがかゆいんです」
このような方、本当に多いです。
外来の半分、とはいきませんが、1/4くらいはいるのではないでしょうか?
もし全身が痒いのであれば皮膚科がいいかもしれません😅
もしお尻の端っこの辺がプツっと痒かったら、虫刺されとかかもしれません😓
ただお尻の穴付近がかゆかったら、うちの科の範疇です。
穴から後ろは割れ目まで、
前は婦人科領域とかぶります💨
「肛門掻痒症」
聞いたことありますかね?
これは「かゆい」という症状に対しての言葉。
原因はさまざまで、
湿疹(かぶれ)、ストレス、皮膚がんのことも
そしてかぶれの原因としては、
洗いすぎ、拭きすぎ
+蒸れ
実はこれがほとんど
■「洗いすぎ、拭きすぎ」
きれいにしようと一生懸命洗いすぎると
皮膚が弱くなりバリア機能が低下し、乾燥してしまいます💨
ペーパーでゴシゴシしすぎる方も同様です
拭ききらない気がしておしりの中までペーパーをつっこんで拭き取るんです、
なんて方も😱
そしてまた痒くなり、
ひどいと寝ている間に掻きむしったりして悪循環に陥ります😥
■蒸れ
これはそのままです。
夏場に多かったり、ずっと同じ姿勢でいると蒸れやすかったりもします。
あとは、個人的な印象ですが、おしりの割れ目が深い人も割れ目に沿って蒸れやすい傾向がありそう😓
■接触
石鹸があわないとか下着が合わないとか、
アルコール綿でゴシゴシしちゃうとか、
そういう合わないものとの「接触」によることも。
いずれにしても、
「洗いすぎ・拭きすぎ」をしないようにして、合わない物をやめるなどに注意し、
こちらからお出しする軟膏を塗ってくだされば、
よくなる方がほとんど☺️
ただし、なかにはカンジダが原因のことも
これは水虫みたいなもの。皮膚がかぶれて弱くなったときや、体調が悪く免疫が弱くなった時に増殖して悪さをします。
もともと最初からカンジダが悪さをしてなくても、
「蒸れ」や「洗いすぎ、拭きすぎ」により弱くなった皮膚に、「今だ!増殖するぞ!」と言わんばかりにカンジダが悪さする場合もあります
ほかには特殊なケースとして寄生虫だったりすることもあります
グダグダ書いちゃいましたが、
気になることがある方、
一度受診してみてください~
今回のテーマは、わかりやすいよう書いているため、
皮膚科Dr的に語弊がある部分があるかもしれません😅
そもそもかゆい原因はひとつじゃなくて、いくつか重なっている場合もあり、お互いに増悪因子になったりすることもあったりします…😥
※東京山手メディカルセンターでも勤務されていた大先輩の女医さんが最近本を出されたようです。
元皮膚科の先生なので詳しいことを学びたい方は、こちらがいいかもです
↑先生、勝手にリンク貼っちゃいました
スミマセン🙏
※この記事の写真には間寛平さんを貼ろうかと思いましたが、あまりにもインパクトがあるので、断念しました
↓そんなわけで、例によって写真は記事とは無関係
息子のギプス。
「がんばれ」と書いても、まだひらがなを読めないので、
幼稚園のクラス名の「にんじん」と、本人希望のアンパンマン(兄作)と、しょくぱんまん
Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ
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