まぁ、、漫画に解り易いものがあります。
ここの道真が出てくるシーンで、、
晴明が先ずは、「三種の祓い」を唱えだす。
道真は、「三種の祓いで三鬼を祓うか?!洒落たつもりか??」と怒鳴る。
そして晴明は軍荼利明王真言とか、色々と真言で道真を足止めするものの、、
それで祓えるわけではない。
逆に「癪に障る陰陽師よ」と逆上させてしまっている。
ここから一転晴明は方向を変える。
精霊 冥漠に入りて容止を見るに由あらず
骸骨 灰塵と作りて音旨えを傳ふるに處なし廻り環ぐる 多くの日月
重なり複なる 幾ばくの山水ぞ哭することを罷みて平生想ふ
一言遺りて耳に在り曰く 吾れ陰徳を被れり
死すとも 生くとも 将に个に報いなむと
おもふといへり惟れ 魂にして 霊有るものならば
舊の知己を 忘るること莫ただ要ならず 本性持ちて
終に 傾倚するところ
なからしめむことを君
我が凶慝を瞰ませば
我を撃つこと 神鬼の如くあらまし君
我が辜無きを察ませば
我がために冥理を 請ひてまし冥理遂に 決すること無くは
玆れより
長く
已むなむ言へば 涙し 千行ながる
我路兮し 此の如し聞けば 腸い九たび 轉る
幽途 復 何似ぞ
拙詩 四百言 以て 使君が誄に代へむ
赤字の所は道真は晴明と唱和し、、
唱え終わるころには、、
道真はそのまま静かに鎮まって消えてしまった。
親友の源博雅が「今何をした?当代の呪法者たちが手を焼いている悪霊だぞ?」と問うと、、
晴明は、、
「あの男(道真)が作った歌を詠んだだけさ、魘魅(えんみ)にあって死んだ親友を悼む弔いの歌だよ」と、、
そして続けて、、
「しかしな博雅、悪霊に対するのに必要なことは、恐れでもなく敬いでもなく、理解だよ」と、、
「道真という男は、根は純朴で真面目で自分の詩で墓穴掘るほど涙もろい男なのだ」と、、
自分の歌の心を理解する清明の詠唱に、、
道真は「自分の詩の通りに」鎮まったということですね。
まぁ、、
呪法どうたらってのは、、
術者側の根底の理解が必要だというコトで、、
この漫画は途中まではよくできています。
取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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