神の詩 第一章第四~六節 4
ドラウバディーがパーンダヴァ兄弟たち5人と結婚する話の続きです。
以前に聖者ヴィヤーサから、
「ドラウバディーは過去世の因縁から今世では五人の夫を持つ運命になる。」
と聞かされていたことを思い出して、
アルジュナの提案を承諾しました。
五人の夫を持つことになり、
ドルパダ王は納得出来ませんでした。
聖者ヴィヤーサが現れて、
ドルパダ王に過去世での出来事を説明しました。
ある聖仙の娘に絶世の美女(女神ラクシュミー)がいて、
その美貌にもかかわらず
結婚することが出来ませんでした。
彼女は、
苦行によって
シヴァ神から望みを叶えてくれる機会が与えられました。
望みは何か言いなさいと聞いたところ、
彼女は
素晴らしい夫が欲しい
素晴らしい夫が欲しい
素晴らしい夫が欲しい
と5回念を押して言いました。
そのためシヴァ神は、
来世で五人の夫と結婚できるよう取り計らいました。
シヴァ神は、
不敬な態度をとっていたインドラ神を含む五人の神々の魂の一部を
人間として転生させることにしました。
そして
パーンダヴァ五人兄弟として生まれ変わってきました。
シヴァ神は、
女神ラクシュミーをドラウバディーとして生まれさせたのです。
聖者ヴィヤーサはドルパダ王にしました。
そして
聖者は王に天眼を授けて、
パーンダヴァ五人兄弟を見せました。
パーンダヴァ五人兄弟が神々の姿を備えていることが見えました。
ドラウバディーは五人の夫を持つことを許されました。
ドラウパディーは、
絶世の美女であるだけでなく、
心がとても広く高潔な精神を持つ人でした。
何度も屈辱と苦難に襲われましたが、
そのたびに
無事に救出されています。
クリシュナの妻ルクミニーとサティアバーマーの二人は、
いつでも神の豊かな恩寵に守られているドラウバディーの秘密を知りたいと思いました。
クリシュナは、
ドラウバディーが入浴後に髪の毛を乾かしているところに、
二人を連れていきました。
そして
クリシュナは、
ルクミニーとサティアバーマーの二人に、
ドラウバディーの髪を梳かすように言いました。
一本一本の髪すべての毛先から
「クリシュナ、クリシュナ、クリシュナ・・」
と神の御名を唱える声が響いてきたのです。
クリシュナ神に心からの信愛を寄せ続けるあまり、
髪の毛一本一本にまで、
神への愛が浸透していたのです。
クンダリーニの象徴
として描かれています。
このようにして
パーンダヴァ五人兄弟たちのすべてと結婚しており、
彼ら五人との間にそれぞれ一人ずつ子供を産んでいます。
先に述べたように
パーンダヴァ五人兄弟たちは
それぞれ一つずつの霊的中枢を象徴しています。
瞑想中のマントラの象徴でもあります。
「ドラウバディーの息子たち」とは、
五つの霊的中枢(チャクラ)が開いたことを意味しています。
息子たちは、
一人ずつ
各チャクラの性質を象徴しています。
クンダリーニの象徴として描かれているシーンは、
「マハーバーラタ」
にも出てきます。
ある晩の真夜中に洞窟の外にそっと出てみました。
すると
そこには朱色のベンガルボダイジュの樹がそそり立ち、
その下には女神を召喚する役目を持つ9人のラーク神たちがいました。
そこに
ドラウパディーが現れると、
ラーク神たちは
彼女を黄金の玉座に座らせて、
花々を振りまきました。
プラーナの中でも最も重要なものとなります。
覚醒すると
霊的脊髄スシュムナーの中を下から上方へと進んでいきます。
こうして瞑想者の意識は、
物質的な領域から精妙なエネルギ-領域へと向けられ、
多次元領域へと繋がっていきます。
神話の登場人物たちは
すべて
自分の中にある性質の象徴となります。
これは実社会でも
同じです。
明日は
「二度生まれたる最も高貴な方よ、我等の卓越した武将達、わが軍の指導者達について知りたまえ。参考までに彼等の名前を申し上げる。(七)」
よく内観して
自分で解釈しておいてください。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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