品川神社本殿の向かって右脇には、比較的背丈の低い赤鳥居が立ち並ぶ「阿那(あな)稲荷社(上社)」がございます。
“上社”があるということは下社もありまして、こちらは上社から数メートル坂を下りますとすぐに着きます。霊水“一粒萬倍の泉”があり、ひっきりなしに参拝客が訪れるのは下社のかもしれません。
わたくし自身、下社があるとは存じませんでしたので、上社をお参りしていた最中、坂の下から人が上がって来る姿を拝見し、奥にはまた別のお社(下社)があることに気づきました。
下社の霊水の御利益もあってか、当社は“金運”で有名なのだそうです。わたくしも試しに下社へ行ってみましたが、洞穴のような独特のお社でとても興味深かったです。
本日は、阿那稲荷神社の神よりの御言葉をお伝えいたします。
Rinokia
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「隆昌(りゅうしょう:栄えること)を得るためには、物事がいずれも(=万事)、“流れる”気(=エネルギー)を携(たずさ)えていることが肝要です。
この(流れる、という)意味は、不安定に流されることではなく、巡りゆくための順当な進行を指します。
滞り、あるいは淀(よど)みは、努めて除(よ)けねばなりません。
風がまた次なる風をも呼び起こし、ともに勢いを得て吹き通るように、いよいよ勢いをつけ、この地上における現象は進まねばならぬのです。
それには、流れの契機(きっかけ)を、日常において得ることを是非とも心がけていかねばなりません。
変化であったり、動きであったりは、繰り返しの単調な生活を突き破る、何よりの活力(=生き甲斐)となり、ひいては(隆昌のための)好ましき“呼び水”となるでしょう。
しかしながら、これらはけして大きな変化(動き)ばかりを求めているのではありません。
元よりこの世は、各々がもつ息吹(エネルギー)が互いに影響を及ぼし合っているこそで、内実(=実際には)“動かない”ものは皆無なのです。
その意味では、果たして進展(発展)のための流れとは一体どのようなものなのかを、あなたがたは考えていくべきです。
けして難しいことではありません。
人は何より、普段の生活を基礎といたしますので、日常と非日常、という局面の変化をつけることも良いでしょう。
ですがそれ以上に、日常のそれ自体に、自身の心地よい(快い)“変化”つまりは“工夫”を取り入れ、純粋に楽しむことです。
日常に変化をつけるとは、自身の日常に心を向けること、つまりは(自身に)“関心をもつ”ということです。
世においては、多くの人々は、“幸せになりたい”“経済が潤いたい(お金を得たい)”と求めます。
幸せも、あるいは世を巡るお金についても、目には見えざる息吹(エネルギー)ありて、この世に欠かせぬ要素として存在しますから、当然のことながら、(幸せやお金がもたらされる)“相応の場”へと寄せられるでしょう。
その意味では、幸せもお金も、それらの“拠(よ)りどころ”が無くてはなりません。
自身の日常に心を向けない、関心を持ち得ぬような場は、はたして(幸せやお金の)拠りどころとなるのでしょうか?
幸せを、そしてお金をと闇雲に求める者は、天より見るに、もっとも肝心の、その者自体の“核(中心)”が、ぽっかりと穴が開いたように欠如していることを、あなたがたには理解していただければと願います。
愛しき民の、心を癒し気(気力)を満たし、そして身体も健全に整えるがために、われら(神)の社(神社)は在ります。
あなたがたが思う以上に、この世にはあなたのその人生を隆昌へと進ませようとする風が、幾重にも吹き通っております。
それらを、日常何より生活の弾み(変化)として取り入れ、益々目に見える“奇跡”に変える、この良き循環が、この地上に多く成されることをわれらは切に望みます。」
(次回③ へ続きます。)
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Source: 神々からのメッセージ
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