外科医としては衝撃的な肛門手術

内科医

いつもいつも生意気なことばかりを書いてるので、大御所の先生方が見たらどう思われるかヒヤヒヤしてますが、おそらくインスタをしている先生は少ないと思うので、まぁいいやということで、
ひきつづき、生意気放題でいきます💨

前回の「肛門手術は専門の病院の専門の先生でお願いします」についてですが、

「なぜ、肛門手術が特殊なのか?」については以前まとめました。
↓こちらを参考にされてください
「肛門手術の裏ワザ①~普通の手術の常識が通用しません!だって毎日…~」
http://blog.livedoor.jp/osr48/archives/55291115.html
「肛門手術の裏ワザ②~普通の手術の常識が通用しません!だって毎日…~」
http://blog.livedoor.jp/osr48/archives/55304699.html

そして追加事項になりますが、
例えば、肛門手術に関しては「出血が少ない=手術が上手」ではないのです👀

これって、外科医としては衝撃的です💦

簡単に言うと、通常、「理想の層に入って臓器と臓器の間を剥がしていく」出血もせず、他の臓器の損傷もせずにきれいに摘出することができるのですが、

そもそも例えばいぼ痔(痔核)の手術は血管と周りの組織の塊みたいなもので、そこを切り取れば出血して当然です💨

多少出血したとしても、流れを止めずに頭のなかに描いたデザイン(切り取り方)にそって、どんどん手術をすすめることが大事と、某めちゃくちゃ有名な肛門科の先生から教わりました💮
そして、術後の突っ張りを防いだりするために、ある程度、肛門クッションといって、少し余裕をもたせて切除するのですが、そのためにはこの出血しまくる層に入り込んでいく必要があります。
がんの手術と違い、取りすぎてはいけないのです😓

ところで、さらっと流しましたが、
肛門のデザインって何ですかね!?

例えばどことどこをどう切って縫って、こことここはまとめて切ったほうがいいかな、こことここは縫う高さをずらそうかな、とかのことです。設計図みたいな。

うーん、本当に奥が深いというか、一般外科の常識が通用しないんです💨

本当に魅力的な臓器?部位?だなーと思います😊

えぇーっと、このブログ&インスタは誰に向けて書いているのかわからなくなってきました😨
備忘録的な⁉️いやいや、忘れることは絶対ない💦

自分の思いを書き出してるだけですね😊

尊敬する大御所の先生方に比べれば、まだまだ未熟者ですが、今後とも邁進して参りますので、引き続き宜しくお願い致します🙇

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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