暖かな朝だ
窓には若干の結露はできているものの、
今季2度目の、暖房の要らない朝となった
そして、今年初めて窓を開けてみる――
空に浮かんでいるのは、ハロ
美しいが、天気が崩れる前触れである
そんな朝――
本日、本来なら『がんサロン』の日
そう、“本来なら”
が、新型コロナウイルス感染拡大により、
北海道は『緊急事態宣言』発令中だ
当然のことながら、“中止”である
昨年1月、
新型コロナウイルスが日本で確認されてから
日本中に発出された『緊急事態宣言』
がんサロンも、4か月休止となった
その後、再開されるも、
おそらく再開されたこと自体、
ほとんどの人が知らずにいただろう
もちろん中には、
感染が怖くて参加しない人もいたかもしれない
あれから10か月が経ち、
ようやく再開されたことも周知しはじめ、
先月は参加者が増えたことろだった
そう、
この『がんサロン』は、
“会員制”という形をとっているわけではない
参加したい人がいつでも気軽に参加でき、
一度きりでも、続けて参加してもいい
来たい人が来たいときに、
自由に参加できる場所なのだ
たまに、入院中の、
病衣姿のまま参加される方もいる
なのでサロン側が
参加者の連絡先を把握しているわけでもない
中には仲良くなった人たちが、個人的に
電話番号などを教えあっている人もいるようだが、
○サロンに内緒で来ている人
○がんであることを周囲に言わずに
生活している人
そのような人たちもいることから、
私も特別なことがない限り、
ほかの方たちと連絡を交換することはない
私自身、
サロンと私生活を分けたい思いもある
が、こんな時期
あまり参加者が増えることにも、
実は問題がある
それは、いわゆる“3密”である
もちろん会場内は消毒を施し、
参加者も検温や手洗い、
消毒、マスク着用は必須だ
室内は人との距離をとり、
換気にも気をつけている
が、“お喋りをする場”であることは、
不安は拭えない
“がん”という悩みを抱えた者同士の、
癒しの場であるサロン
が、マスクで表情も見ることもできなければ、
触れ合うこともできないのだ
この1年、
会うことができていない仲間が何人もいる
「あの人、どうしているだろうね」
「あの人は、大丈夫なのかな」
そんな話が持ち上がる
“がん”とはそういう病でもある
そして“がんサロン”は、
そんな病の不安も持ち合わせている場でもある
少しでも早く以前のように
開催できることを願うだけである――
もしかすると、今日、
“中止”を知らずに
会場に行った人もいるのだろうか...
そう想像すると、ちょっと切ない
そんな今日の夕方は...
夕方の空も美しかった――
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Source: りかこの乳がん体験記
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