永遠の痛み。

その他

乳がんの手術をして、14年と9か月

傷の痛みは、乳腺組織を切除した痛み

そして、
腋窩リンパ節郭清をしたことによる、
腕の皮膚の痛み

あとは、わきの下や乳房、
鎖骨下の皮膚の感覚の麻痺だ

これらの麻痺や痛みは、
おそらく一生消えない

それでも15年をかけて、
ゆっくりと痛みは軽減され、
麻痺をした感覚は戻ってきてはいる

が、そこにはきっと、
“限界”があるような気がしている

たとえば10年後、

「この痛みや麻痺がなくなっているか...」

と、考えると、そうは思えない

おそらく、一生背負ってゆく痛み

それは、“乳がん”という病と
向き合っている痛みなのだと思う

  ・冷たい水を飲む

  ・咳をする

  ・くしゃみをする

そんなとき、
左(乳がんの手術をした側)の二の腕に、

「ピリッ」

と、電気が走ったような痛みが出る

きっとこれも、“永遠の痛み”なのだと思う

ほかの人たちも、
こんな痛みが出るのだろうか――

  朝

  ふと見上げた空

2021/10/17 空 ①

  彩雲と、美しい雲

  数分ごとに移ろう景色...

2021/10/17 空 ②

  感動が止まらない

2021/10/17 空 ③

  ありがたい...

  なにかいいことがありそうな気さえしてくる

  いや、たぶん、そんなに“いいこと”はない

  が、そう思うことで、
  気持ちも上がるというものだ

  さ、あしたの朝は、
  いよいよ氷点下の予報

  今夜は、
  電気毛布を入れたぬくぬくの布団の中へ
  ダイブしよう――

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Source: りかこの乳がん体験記

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