おはようございます。
株式投資だけに限らず、日常生活においても最も重要なことは「自分のコントロールできる物事だけに集中すること」です。
現代人は朝から晩まで無意識のうちに無数の情報に晒されており、それらの情報にいちいち反応している暇はありません。
よって、大量に流れこんでくる情報群の中から、自分に関係が深くかつ重要な情報をいかに素早く選別するかが非常に重要になってきます。
本日は、資産形成において自分の力の及ぶ事柄だけに集中することがなぜ重要か考察します。
長期投資家は目の前の株価を追う無駄な努力をやめよう
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 株価のように自分の力でコントロールできない物に無駄な労力を使わない
2. 自分の意思の力を過信せず、努力しなくてもよい仕組みを作る
3. 100点満点でなくてよい。70点でよいので継続する
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 株価のように自分の力でコントロールできない物に無駄な労力を使わない
資産形成において最も重要なことの1つは、目の前の株価の数字に惑わされないことです。
自分の保有銘柄の株価というのはどうしても気になってしまいますが、その値動きを刻一刻と眺めていても状況は何も変わりません。
どれだけ念じても株価が上がるわけではありませんから、結局は時間と労力の無駄ということになります。
株価を見るのではなく、自分の保有銘柄の業績や決算などの分析を行うならばまだ生産性があります。
しかし、実際にはほとんどの個人投資家は目の前の株価に注意を向けすぎです。
個別株投資をするならば、目の前の株価ではなく、その会社の事業内容や業績、また業界全体の動向などに注意を向けたほうがよいでしょう。
それすら難しいのであれば、個別株は諦めて市場を丸ごと購入するインデックス投資メインにすべきだと思います。
市場を丸ごと購入してしまえば、「今はこのセクターが強い」といった雑念すら捨てることが可能です。
2. 自分の意思の力を過信せず、努力しなくてもよい仕組みを作る
人間の意思の力というのは思いの外当てにならないものです。
私も、「これからブログ記事を書くぞ!」と意気揚々と机に向かった結果、30分以上SNSだけやって時間を無駄にしたといった経験ばかりです。
Twitter、Youtube、Instagram、Amazon Prime、NetflixなどのSNSや動画配信サービスは我々の時間を無限に奪ってきます。
最近の若者はテレビを見なくなっているといいますが、実際にはそれ以上に中毒性が高いサービスに支配されているのです。
どれだけでも時間を潰せてしまう恐ろしいサービスであり、サービス利用者はその中毒性の高さを自覚していないことも多いため注意が必要です。
こうしたありとあらゆる中毒性の高いサービスに囲まれた状況においては、
1. 意識的にオフラインの時間を作る
2. 初めから意思の力に頼らなくてよい仕組みを作る
の2点が重要だと思います。
特に、2の仕組み化は非常に重要で、せっかくものすごく便利なテクノロジーに囲まれているわけですから、それを暇つぶしではなく生産性向上のためにうまく活用する工夫をしましょう。
3. 100点満点でなくてよい。70点でよいので継続する
資産形成、株式投資において100点満点を求めてはいけません。
いきなり100点を求めると、細かいことが次から次へと気になって結局何一つ行動を起こせないという事態になります。
そもそも、全く経験のない初心者がいきなり100点満点を狙うことなど不可能です。
資産形成や株式投資を飽きずに長く続けるコツは、70点くらいのほどほどでOKと割り切ることです。
決して無理をしすぎず、リラックスした心持ちで相場と気長に向き合っていると、10年〜20年後くらいに思わぬ成果が上げられると思います。
常に100点を狙おうと気を張っていると、疲れてしまい結局長続きしません。
分散投資で短期的な成果を上げること自体が理論上難しいわけですから、時間という武器をうまく活用したいものです。
まとめ
長期投資家は目の前の株価を逐一追っても何の意味もありません。
株価の動きが気になるのは人間の常ですが、もっと長期的な目線を持つことが重要です。
【おすすめ本】
『空腹こそ最強のクスリ』はおすすめの一冊です。プチ断食の勧めですね。
私自身はこの本の通りには実践してませんが、腹八分目、低GI、たまに昼食を抜くといったことを心がけています。
睡眠に関するありとあらゆる知見が詰まった最強の睡眠本です。
睡眠を軽視しがちなすべての現代人が読むべき本です。
こんな記事も書いています。
初心者が思いつきのままあれこれ行動をすると、逆にパフォーマンスを落とす原因となります。
そこそこに分散された株式を長く保有し続けることが何よりも重要です。
人間関係や生活環境は刻一刻と変化しますが、無理のない範囲で株式投資を付き合っていきたいものです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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