おはようございます。
睡眠、食事、運動は健康的な生活習慣の土台であり、どれも重要なのは言うまでもありません。
その中で、最も現代人が軽視しがち、かつ翌日のパフォーマンスに直結するものはどれかと聞かれたら私は「睡眠」だと思います。
本日は睡眠がいかに重要かについて、私の実体験も含めて取り上げます。
睡眠、食事、運動の中で最も優先すべきものは?
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 睡眠、食事、運動の中でも最も重要なのが睡眠
2. 睡眠不足は翌日のパフォーマンス低下に直結する
3. 睡眠は量・質ともに向上させる必要がある
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 睡眠、食事、運動の中でも最も重要なのが睡眠
私は、睡眠、食事、運動の中で最も重要なのが睡眠だと考えています。
食事ももちろん重要で、特にお腹いっぱいになるまで炭水化物を摂取してしまうと、なんとなく頭がボーッとして頭脳労働の効率が落ちます。
このことから、私はランチにはできるだけ低GIで高蛋白の食品を摂取するように心がけています。
しかし、仮に食べ過ぎたとしても1日を棒に振ることはありません。
次の食事や間食などを工夫すればリカバー可能だと思います。
健康に良い食事内容については、津川先生の『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』がおすすめです。
未読の方はぜひ読んでみてください。
運動ももちろん重要で、継続的な運動習慣が脳のパフォーマンスを大幅に向上させることはよく知られています。
運動の効果を得るためには「継続性」が非常に重要で、睡眠のように前の晩に寝られなかったから次の日のパフォーマンスが大幅に低下とまではいかない気がします。
運動の重要性に関しては、以下の『脳を鍛えるには運動しかない!』がおすすめです。
睡眠に関しては、前の晩に寝不足だと翌日は一日を通じて頭がボーッとします。
また、慢性的な睡眠不足状態だと、日中に頭がボーッとしていることが当たり前になってしまい、無自覚になっている人も多いです。
2. 睡眠不足は翌日のパフォーマンス低下に直結する
私は小さな子どもがいるので、夜泣きで夜の睡眠が細切れになることが多々あります。
睡眠を自分の意思でコントロールできないというのは思いの外ストレスになりますね。
子供が小さい今の時期だけというのは頭では理解できていますが、それでも十分に寝られないというのは辛いものです。
自分の意思で夜ふかしして就寝時間が夜中の1時になったのならば完全に自己責任ですが、
仮に寝た時間が早かったとしても、夜中にいつ何時起こされるか分からないという状況自体がストレスになり、睡眠の質を低下させるのでしょう。
私も自分に子供ができるまで全く意識していませんでしたが、世のお父さん、お母さんの頑張りには頭が下がります。
また、これは我々医師の当直業務も同じですね。
仮に一晩中患者さんの状態が落ち着いていたとしても、いつ呼び出されるか分からない状態での睡眠というのは大幅に質が低下します。
睡眠の質・量が足りなかった日の翌日は一日中パフォーマンスが低下しますので、いかに毎日決まった時間に布団に入ってぐっすり寝ることが重要かを強く認識させられます。
3. 睡眠は量・質ともに向上させる必要がある
平均的な日本人において、睡眠に関して量・質ともに合格点をとれている方はほとんどいないのではないでしょうか?
この多忙すぎる現代社会においては、普段からよほど強く意識していなければ自然と睡眠をおろそかにしてしまいがちです。
というのも、睡眠に関しては、多少寝なくてもなんとか根性でやり切ることができてしまうからです。
睡眠の量に関しては諸説ありますが、私自身は「1日7時間」を目標にしています。
1日6時間未満の方は、生活習慣病のリスクや死亡率向上といったデータも報告されていますので特に注意が必要です。
質に関しては、
・夜にスマホのブルーライトなど強い光を浴びないこと
・間接照明などを利用して部屋を薄暗くすること
・就寝時間の90分前くらいに湯船に入ること
・寝る前は読書をして心を落ち着けること
・日中、特に午前中に太陽光を浴びて散歩すること
などを心がけています。
このように、人生で最も重要な睡眠ですが、この機会に睡眠を見直したいという方は、マシュー・ウォーカー氏の『睡眠こそ最強の解決策である』を絶対に読みましょう。
まとめ
睡眠、食事、運動はいずれも重要ですが、その中で睡眠が最も翌日のパフォーマンスに強く影響すると思います。
また、現代人が最も軽視しがちなのが睡眠ですので、この機会に自分の毎日の睡眠を見直しましょう。
こんな記事も書いています。
長時間デスクワークをする方は、作業中の姿勢が非常に重要です。
特にディスプレイと目線を水平近くに保つことが重要でしょう。
上でご紹介した『睡眠こそ最強の解決策である』のレビュー記事です。
砂糖のたっぷり入った間食をとると、血糖値が爆上がりしてパフォーマンスが低下します。
一番おすすめなのは素焼きナッツをよく噛んで食べることです。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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