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誰かを憎む気持ち、周囲との確執、人間であれば誰もが経験するものではないでしょうか。
マインドパワーの世界において、病気を改善させるのはほんの一作用にしか過ぎません。実践を継続した先に誰もが心身の健康を手にし、感謝の中で日々を送り、気づけば長年抱えていた人間関係の確執さえも乗り越え、悠々とした人生を歩まれています。愛を学び、愛を思い出したとき、どんな景色がみえてくるでしょうか。
先日お会いしたある女性。ご主人のことが嫌いで顔を見るのも嫌だったそうですが、パワーを使う中で気づけばご主人を許せるようになったと言われました。今では一緒に時間を共有することも多くなり、「今までの主人に対する感情は、いったい何だったのだろう…」と思うほどだそうです。そのお話を聞いたときに、心からの感動を覚えました。
赦しは最後のレッスン
今日は憎んでいた家族を愛せるようになった男性の体験談をお届けします。
憎んでいた父を心から愛することができました。
６０歳男性 パワー歴１０年
私は子供の頃から父のことが大嫌いで、父は許せない存在でした。大工をしていた父は、稼いだお金は使い果たしてしまい、家族はいつも貧乏暮らしを強いられていました。女性問題も絶えず、母は苦労の末６６歳の時に癌で亡くなりました。
私は５１歳の時にうつ病を患い、セレモニーに臨み、家族もパワーを取得する中で元気を取り戻すことができました。そんなある日、疎遠だった父が交通事故で病院に運ばれたという連絡が入りました。
「大腿骨骨折で全治３ヵ月、検査の結果、末期がんです。余命は１年」と医師から告げられた時、私は正直「やっと父と別れられる」と思いました。しかし、動けない父に付き添いが必要と言われ、パワーを取得している姉弟４人が交代で父に付き添いパワーを送りました。すると、父はみるみる元気になって３週間で退院できたのです。父は当時がんを患っていた姉のためにも自分もパワーを持ちたいというので、施療に連れて行きました。
野中先生は父の施療をしてくださりながら、私に「お父さんはあなたの反面教師です。お父さんがいなければあなたも同じ生き方をしていましたよ」と仰いました。
父は幼い時に父親を亡くし、母親が再婚した時に１人置き去りにされ、その淋しさから荒れてしまいました。しかし、施療を受けた日から父は、１８０度人が変わってしまいました。一番の感動は、父と初めて２人で並んでお寿司を食べたことです。その時、父に対する確執は完全に消えていました。晩年の父は、竹炭や竹酢液を農家に売ったお金で野菜を買っては、お世話になっている施設に届けていました。パワーの実践を通して、父の顔はいつしか鬼の形相から可愛いおじいさんの顔に変わっていました。
余命１年といわれていたがんはほとんど消えて、その後、７年間も元気に生かされ、８４歳の時、家族皆に囲まれながら眠るように旅立ちました。頬はずっとピンク色で死後硬直もなく、父は天国に召されたことがわかりました。
今では、家族親族２０名がマインドパワーを持っています。パワーに出合えたお陰で父は悪人という思いから卒業することができ、父を愛することができました。
（１２月発刊 ワンネスより引用）
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Source: ドクター美都の挑戦
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