おはようございます。
2017年は1年間を通じて株価が右肩上がりで、暴落らしい暴落がほとんどない一年でした。
ところが、長年株式投資をやっていますと、2017年のように恵まれた1年というのはむしろ例外的であることが分かります。
実際、2017年とは打って変わり、2018年は乱高下の激しい相場となっていますね。
近年は、年に1-2度調整局面があったとしても、年始と比較すれば株価は上昇しているというケースが大半でしたので、1年近くに渡って伸び悩むという相場は久しぶりのような気がします。
今年に入ってから投資を始めた方は、プラスマイナスゼロか損をしているという人が多そうです。
市場が悲観的な時はドルコスト平均法の積立を開始するのに良い時期
株価以上に人間心理は揺らぎやすいことを知る
ニュースやSNSを見ていると、株価が上昇すれば楽観論が強くなり、株価が下落すれば悲観論が強くなります。
これは、株価の一過性の値動きが長期投資においてはさほど重要ではないにも関わらず、人間心理は株価と同等かそれ以上に揺らぎやすいものであることを示しています。
しかし、必ずしもニュースやSNSの大勢の見方通りに株価が動くわけではなく、結局はニュースなどあてにならないことがよく分かります。
ニュースや経済誌で経済の専門家たちが株価予測、為替予測をするわけですが、こちらに関しても当たれば「的中した!」ともてはやされ、当たらなければ何も無かったこととしてスルーされる傾向があります。
自分で情報収集・銘柄選択する自信がない人はドルコスト平均法が最適
さて、上記のような現実を踏まえますと、「〇〇の専門家」という人の意見を鵜呑みにして投資することがいかに危険かがよく分かります。
そもそも、専門家の意見の大半が的中するのであれば、彼らは経済誌で株価予測・為替予測などの仕事に従事する必要はありません。
その持てる能力を100%自分の投資に活用して、自分が爆益を上げることに集中すればよいからです。
実際にはそのようになっていないのは、彼ら自身が株価や為替の動きを正確に読むことなど不可能であることを最もよく理解しているからだと思います。
よって、最終的には自分なりに情報を収集して自分で投資判断を下すしかありません。
そして、自分なりに情報収集して銘柄選択する自信がない方はインデックス型の商品を選んでおく方が無難でしょう。
また、自分で投資判断を下す自信がなければ、投資タイミングも完全にルール化する、つまりドルコスト平均法による定期積立が良いとなります。
ドルコスト平均法による積立を開始するには市場が悲観的な時がよい
さて、ドルコスト平均法を開始する時期についてですが、今現在のように市場が悲観的な時は良い時期ではないかと思います。
右肩上がりの相場においては、ドルコスト平均法は強みを発揮することができません。
これは当然のことで、右肩上がりならば初めに一括投資した方が成績が良くなるのは当然です。
一方、今後どちらに振れるか分からない、先行きが不透明な相場の時ほどドルコスト平均法は強みを発揮すると思います。
欲を言えば相場の底近くから開始するのが理想なのは当然ですが、相場の底を正確に読むことは誰にもできない以上、上下動の激しい相場の中でどっちに揺れ動いても平均点近くの成績は残せるからです。
株式市場には波がありますので、株式投資というゲームの難易度は常に変化します。
時期によっては誰が参加してもイージーゲームという時期もありますが、逆に誰が参加しても攻略不能という高難易度の時期もあります。
プロでも攻略が難しい難易度の時期は、いったん身を引くか、ドルコスト平均法でコツコツ積立くらいにしておいた方が大失敗は防げるでしょう。
まとめ
長年投資をしていると、群集心理というものは実際の株価以上に揺らぎやすいことがわかります。
それに一喜一憂して対応していると、精神的に疲れるばかりか良いパフォーマンスをあげることはできません。
市場が悲観的で誰が参加しても勝つのが難しい時期には、ドルコスト平均法による定期積立で凌ぐのも一手でしょう。
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完全自動で投資をするならば、インデックスファンドの定期積立が最適です。
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こんな記事も書いています。
インデックスファンドの定期積立をメインで行うならば、月5万円以上のラインを死守したいところです。
配当収入は株価の変動よりは安定的ですので、入金力の高い方は三菱サラリーマンさんのような高配当戦略が成功しやすいと思います。
「休むも相場」というのは非常に重要な投資格言であり、特に個別株の場合は永久保有を前提とすべきでないと思います。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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