筋力の維持はどの世代でも不可欠だが、とくに高齢者の寝たきりを防ぐためには必須。積極的にタンパク質を摂取しつつ運動をして、筋肉を維持してほしい。とはいえ、腰痛や膝痛などがあったり、フレイル(寝たきり一歩手前の状態)であったりするなど、積極的に運動しにくい状態の人がたくさんいる。そこでいくつかの研究グループでは、スケソウダラの速筋タンパクに注目し、運動ができにくい高齢者の筋肉量を維持できるかを探っている。
まずは、スケソウダラの速筋タンパクの“質”のよさについて前回のおさらいを。ヒトでの臨床試験で、体内での正味タンパク質利用率(NPU。摂取したタンパク質のどれだけの割合が体のタンパク質として保持されたかを表す)は、鶏卵、牛乳、畜肉のタンパク質を抜いて、スケソウダラの速筋タンパクが最も高いことが明らかとなっている。またラットを対象とした試験でも、スケソウダラの速筋タンパクの摂取が、良質とされる乳清(ホエイ)や大豆、鶏卵タンパク質と比べて、筋肉が肥大することが確認されている。筋肉増大効果については、次のような研究報告がある。スケソウダラの速筋タンパクをラットに1週間食べさせてふくらはぎの筋繊維(速筋部分)の太さを測定した結果、コントロール対照群と比較して1・4倍高いことが明らかになった。
森助教らは、65歳以上の健常高齢女性に対して、スケソウダラの速筋タンパク4・5グラムを配合した食品を46人に、プラセボ群としてホエイタンパク質4・5グラムを配合した食品を46人に、24週間食べてもらった。結果、速筋タンパクを食べることで12週目と24週目の筋肉量、及び筋力(膝伸展筋力)はプラセボ群と比較して増加した。 「習慣的なスケソウダラの速筋タンパクの摂取は、高齢者のサルコペニア予防を目的とした介入方法の一助になることが示されました」(森助教)
速筋を喰えば速筋になる、、、
アミノ酸に分解されるからそれが速筋になる訳ではない、、と、、
分子生物学的には否定される理屈ですけど、、
実際は、、
速筋が分解されて、速筋の断片?が欠損と認知されて、速筋が合成される、、、
これはコラーゲン食べてコラーゲン生成される理屈と同じです。
膝を痛めた動物園のゾウに、グルコサミンとかエサに混ぜて与えたら治ったという話も、、
つまり分子生物学理論では説明できない。
壊れた断片を認知したら身体はそれを合成しようとする、、
だから速筋食べたら速筋になり易いし、、
鶏の胸肉食べたら持久力のある筋肉がつき易い、、
そういう理屈でしょうね。
明日は、、スケソウダラを買いに行きます(笑)
Source: 身体軸ラボ シーズン2
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