おはようございます。
近年の様々な研究結果から、運動習慣が脳機能の向上に直結することが広く知られています。
本日は、『一流の頭脳』という書籍の紹介です。
この1冊を読めば、運動、特に有酸素運動の習慣がいかに脳のパフォーマンス向上に関連が深いか効率的に学ぶことができます。
もし時間に余裕があれば、『脳を鍛えるには運動しかない』をあわせて読めば無敵でしょう。
脳パフォーマンス向上のため有酸素運動の習慣を取り入れよう
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 有酸素運動でストレス軽減、集中力向上、うつ症状の軽減、記憶力向上が期待できる
2. 子供、特に小学生では「体力が知力を決定する」
3. 座りすぎは寿命を縮める。アイデア出しは歩きながら実践しよう
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1. 有酸素運動でストレス軽減、集中力向上、うつ症状の軽減、記憶力向上が期待できる
有酸素運動で得られるメリットとして、本書では以下の点が紹介されています。
1. ストレス軽減効果
2. 集中力の向上
3. うつ症状の軽減
4. 記憶力の向上
いずれもストレス社会に生きる現代人の多くが悩まされている症状ばかりであり、これらの全てに有酸素運動が有効であれば運動しないわけにはいきませんね。
定期的な運動をしないことは自分の脳を知らないうちに虐待していると言ってもよいでしょう。
また、急速な患者数増加によって社会問題にもなっている認知症の予防にも有酸素運動が有効であることは広く知られています。
机に向かって一日中脳トレをやっている場合ではありません。
適度の太陽光を浴びながら外を歩きましょう。
2. 子供、特に小学生では「体力が知力を決定する」
子供、特に小学生の時期においては、「体力が知力を決定する」と著者は言います。
基礎体力のある子どもの方がテストの成績もよい傾向が見られ、瞬発力ではなく持久力との関連が大きい結果でした。
小学生ですので、嫌いな運動を無理してやらせるのはあまりよくありません。
子供の場合、必ずしも時間や内容を定めた運動ではなく、適度に心拍数が増えるような活動であればなんでもよいようです。
例えば、友達と一緒に公園で思いっきり走り回って遊ぶというのも十分に体力向上につながります。
子供のコミュニケーション力向上にもつながりますので、一人で黙々と運動に励むよりよほど良いでしょう。
早期英才教育を否定するつもりはありませんが、一日中机に向かって勉強し続ける偏った生活習慣も問題があるということです。
何事もバランスなのでしょうね。
3. 座りすぎは寿命を縮める。アイデア出しは歩きながら実践しよう
座りすぎの弊害については、以前に以下のブログ記事を書きました。
本書においても、座りすぎが肉体面、精神面にもたらすデメリットについて強調されています。
デスクワーク中心の方は、せめて1時間に1回は立ち上がって5〜10分程度歩き回るか、ラジオ体操やスクワットなどを取り入れることをおすすめします。
もし可能であれば、スタンディングデスクを導入するのもよいでしょう。
いずれにせよ、座りすぎを甘くみず、「座りすぎは早死につながる」という認識を持つことが重要です。
また、アイデア出しをする時には机に向かって考え込むよりもゆっくりと歩きながら実践するのがおすすめです。
アイデア出しには「発散」と「収束」というフェーズがあります。
「発散」というのは、一見たいしたことなさそうなアイデアも含め、思いついたことをどんどん記録していく作業です。
「収束」は、発散によって生み出されたアイデアをまとめ、整理し、具体的なアクションプランに落とし込む作業です。
このうち、特に発散フェーズでは歩きながら考えることで良いアイデアが生まれる可能性が高くなります。
机に向かって何時間も考えたけれど、時間が過ぎ去るばかりで結局何もよいアイデアが生まれなかったという方は、ぜひ歩きながらのアイデア出しを試してみてください。
まとめ
仕事でもプライベートでもベストなパフォーマンスを発揮したければ、定期的に運動する時間を優先的に確保することです。
一見遠回りにみえてそれが近道だからです。
【おすすめ運動グッズ】
1. エアロバイク(折りたたみ式がおすすめ)
折りたたみ式のエアロバイクは私も使っていますが、大変おすすめです。
省スペースなのでマンションでも設置可、静音性に優れており夜でも問題ありません。
価格も1万円代で購入でき、運動によって得られるメリットを考えると安すぎる投資です。
2. ヨガマット(筋トレ用)
有酸素運動に加え、最低限の筋トレも取り入れましょう。
腕立て伏せ、腹筋、スクワット程度でも十分です。
腹筋用にヨガマット一枚だけ購入してください。ヨガマットを敷かないと尾てい骨がやられます。
こんな記事も書いています。
ノートPCを机に直置きして猫背で長時間作業をしてはいけません。
外部ディスプレイを導入してください。
以前に折りたたみ式エアロバイクを紹介した記事です。
アイデア出しの時、デジタル機器に頼らずノートとペンだけで考えるのもよいでしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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