おはようございます。
ニッセイアセットマネジメントから、「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」が誕生します。
信託報酬は驚異の0.057%で、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の0.9372%と比較してもかなりの優位性があります。
私個人としても、昔からニッセイアセットマネジメントは顧客目線にたった値下げや新商品を発売してくれることで良い印象を持っています。
eMAXIS Slimシリーズも値下げに動く可能性が高いですが、今回のニッセイさんの頑張りは応援したくなりますね。
「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」が誕生!信託報酬は驚異の0.057%
1. 「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」が信託報酬0.057%で誕生
2024年から新NISAが開始されることもあり、運用会社間での顧客獲得競争が激化しています。
インデックスファンドの場合、同じ指数に連動する商品であれば期待できるリターンはほぼ同じです。
よって、より低コストでこれまでの運用実績に信頼がおけるかという点がファンド選びの大きな基準になります。
今回、ニッセイアセットマネジメントから「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」が発売されることになりました。
注目すべきはその信託報酬の低さで、驚異の0.057%となっています。
業界最低コストを謳うeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬が0.09372%ですので、その低さが際立ちますね。
2. 信託報酬を抑えるため、ドイツの指数算出会社「ソラクティブ」の指数を採用
今回、ニッセイアセットマネジメントは信託報酬を抑えるため、ドイツの指数算出会社「ソラクティブ」が提供する「ソラクティブGBS米国500指数」を採用しています。
指数組成会社としては米国S&P Global社やMSCI社が有名ですが、あえて後発の指数算出会社の指数を採用することにより、指数を利用するコストを抑える目的でしょう。
「ソラクティブGBS米国500指数って聞いたことがないけれど大丈夫なの?」と考える方も多いでしょう。
しかし、ソラクティブの指数とS&P500指数の相関係数は0.9996と記載がありますので、「S&P500と全く同じ動きを示す」と考えてよさそうです。
このように運用会社側でいろいろ工夫して信託報酬を下げる努力をしてくれるのは大変ありがたいですね。
3. 米国株も全世界株も信託報酬0.05%台という超低コスト時代へ
来年から始まる新NISAに向け、投資信託の低コスト競争がますます激化しています。
Tracers MSCI オール・カントリー・インデックス(全世界株式)やはじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)などの発売を受け、
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)も信託報酬が0.05775%と引き下げられました。
今回の「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」の登場により、全世界株でも米国株でも信託報酬0.05%台の超低コストで投資が可能な時代になります。
もはや本家VOOやVTなどのETFと比較してもコスト差はほぼ存在せず、国内の投資信託だけで最高の投資ができる環境が整ってきたと言えそうです。
まとめ
「ニッセイ・S米国株式500インデックスファンド」が信託報酬0.057%という超低コストで誕生します。
新NISA開始へ向け投資信託の信託報酬はどんどん切り下げられており、我々個人投資家にとっては最高の環境が整ったと言えます。
【Kindleセール対象!おすすめ投資本を2冊ご紹介】
1. 図解 新NISA制度
新NISAに関するおすすめの一冊。
豊富な図解と簡潔明瞭な文章で大変読みやすく、現行のNISAと2024年から始まる新NISAの違いがよく理解できます。
ブログやSNSだけでなく、どれか1冊は本を読んできちんと網羅的に学ぶことをオススメします。
2. 決定版!お金の増やし方&稼ぎ方
山崎元さんと堀江貴文さんによる、対話形式で進む大変読みやすいマネー本です。
お金の合理的な増やし方、投資のやり方だけでなく、お金をどのように使って人生を豊かにするか、社会に還元していくかなど多彩な視点を学ぶことができます。
セール中にぜひ!
【関連記事のご紹介】
早期の経済的自立達成のために重要なのは貯蓄「率」です。
急激に進む円安やインフレを見ると、近年の日本では「リスクを取らざるリスク」が急速に顕在化していることを実感します。
タイミングを狙った売買で利益を上げ続けることは不可能です。
才能がないことを認め、早めに他のやり方にシフトした方が賢明でしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
コメント