松井秀喜「なんであんなに飛ぶのか不思議」…大谷翔平とAロッドに共通する“普通とは違う”ホームラン量産のポイントとは

健康法

 日本時代からの大谷の打撃を見ていて、類似性を感じる打者がいる。

「なんであんなにボールが飛ぶのか不思議だよね」

 松井さんがこう評したAロッドこと元ニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲス内野手だ。

 松井さんがAロッドの打撃を「不思議」と評した背景は、ある意味、自分のバッティングとは対極にあるものだったからである。

 松井さんが巨人時代から当時の長嶋茂雄監督(現巨人軍終身名誉監督)と共に、追い求めてきた打撃というのは、どれだけスイングスピードを上げて、ボールを呼び込みながら力強く打ち返せるかということだった。

「現実には不可能なんだけど、ボールがミートポイントにきた瞬間にスイングして打ち返す。そこにどれだけ近づけるかということだった」

 長嶋監督とのマンツーマンの練習を振り返って松井さんはこう話していた。

 ところがそんな常識を覆したのが、04年にヤンキースに移籍してきたAロッドだった。

 すでにこの頃のAロッドはシーズン40本塁打以上を6度記録し、そのうち2回は50本塁打以上をマーク。02年には57本塁打と60本の大台に手をかける長距離打者だった。

 しかし松井さんがキャンプで観たAロッドのスイングは、これまでのホームランバッターのものとは異質なものだったのである。

 ボンズやジアンビのような圧倒的なスイングスピードの速さを感じないのに、特にセンターから逆方向への打球が驚くほど飛ぶ。

「実際にはそれなりにスイングスピードも速いんだけど、なんかボワーンと振っているように見えるのに、ボールにバットが当たった後の前(フォロースルー)が大きくて『エッ! 』っていうくらいにボールが飛んでいくんだよね」

うーん、、不思議ですか??

まぁ画像。

松井秀喜氏。

松井秀喜
長嶋茂雄氏がウエイト・ウエイトと指導した、後ろ重心打法。
長嶋茂雄氏は後ろ足にウエイトを強調していました。

ちなみに

「不思議」と形容されたAロッド氏
Aロッド

そして大谷翔平選手
大谷翔平

Aロッド氏画像をミラー反転。
Aロッドミラー

要は、、

Aロッド氏も大谷翔平選手もインパクトは前重心です。

並べたらよくわかります。

松井秀喜氏は後ろ足重心。

バッティングの構造が違う。

正反対です。

対極な訳で、、、

後ろ足重心は体重を使えない、バットスイングだけのパワーで飛ばす。

前足重心は、体重を乗せて打つスタイルです。

体重を使うバッティング。

どちらがインパクトでボールに負けないかは自明だと思うんですけどね、、、、

卓球でも、、

石川佳純選手はフォアハンドで体重を使う打ち方していましたね。

勿論、球技ではこの違いは大きいです。

イチロー選手のバッティングも前足重心でした。

私からしたら、前足重心が“フツー”です。

取り敢えずこの辺で。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2

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