神の詩 第三章第八節

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神の詩 第三章第八節

神の詩 第三巻
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「汝のなすべきことを行え。行動することは行動しないことよりも優れている。行動し
ないなら、肉体を維持することもできないだろう。(八)」

「なすべきことを行え」

神の摂理に沿った
善行を行うことを示しています。

神の摂理に沿った善行とは、
利己的なものではなく、
無私の精神に基づいた行動
を意味します。

人は誰もが、
自分だけの使命を担って
この地上に下りてきています。

その使命は、
神の摂理に沿ったものであるにも関わらず、
物質世界に来ると
感覚を満足させることや物質的な支配をすることなど
神の摂理に反するものを
好むようになる人も多くなります。

人は、
低次の欲望に甘いからです。

「なすべきこと」
誰もが一日の終わりに振り返って、
自分はなすべきことを行ったか
内観することが必要になります。

人は、
聖典を読むといきなり高尚なことを考え、
実行しようとしますが、
すぐに飽きてしまいます。

私たちが
まず
やるべきことは、
日常生活の中で丁寧に生きることです。

いきなり奇跡的なことをするつもりになる必要はありません。

「看脚下」(かんきゃっか)
という言葉があります。

これは、
中国の法演(ほうえん)和尚の話に由来すると言われています。

和尚は、
三人の弟子と共に暗い夜道を寺に帰る途中のこと。
行燈の炎が風で吹き消され、
真っ暗になってしまいました。

和尚は、三人の弟子たちに、
「私たちは、暗闇の中に残されてしまった。先は見えない。さて今何を思うか?」
と尋ねました。
(この問は、暗闇を先の見えない将来を暗喩しています)

一人の弟子は、
「暗闇を赤い夕陽のようなものと思いましょう。」
と答えます。

和尚は、何も言いません。

二人目の弟子は、
「暗闇の中の曲がりくねった道は、まるで大蛇のようです。」
と答えました。
和尚は、何も言いません。

三人目の弟子は、
「足元を見て、歩きましょう。」
と言いました。

和尚は、
その答えをとてもよく誉めました。

この話には、
様々な意味と解釈があります。

今現実に起きていることに対して、
漠然とした理想ばかり考えるのではなく、
「まずは自分のできる事を確実に行うこと。」

これが最も大切です。

行動しないこととは、
怠惰や心伴わない無為な行動を示しています。

最近
多くの人が
「時間潰し」
と称して、
スマホのゲームに興じる姿がよく見られるようになりました。

これらも無為な行動、
つまり
行動しないことと同じことになります。

崇高な目的意識を持って行動すれば、
結果が良くても良くなくても、
大きな学びとなり、
世界にも貢献することになります。

当然、
行動しないよりも
優れています。

「人は、挑戦しない時にのみ失敗するのです。失敗しても、行動は評価されるのです。「私はあなたを責めない」と言われた主の言葉を思い起こしなさい。忍耐強く、慈悲深くあれば、神が共にいます。」エドガー・ケイシー3292-1

次は

「この世は祭祀のための行動以外の行動に束縛されている。だから、アルジュナよ、執着を捨てて、祭祀のためにのみ熱心に行動せよ。(九)」

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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