「空手還郷」「眼横鼻直」と507歳の貝

その他

光の魂たち 動物編
からの抜粋です。

光の魂たち 動物編 人の霊性進化を助ける動物たち
森井啓二
きれい・ねっと
2020-06-21


アサリのお味噌汁。

IMG_4819

さて、
このアサリたちは何歳くらいなのでしょう?

小さな貝の年齢を気にする人は
あまりいません。

でも
たまには
気にしてみませんか?


よくお味噌汁や料理に入っている貝は
どのくらい生きていたのでしょうか?

これはナショナルジオグラフィックからの記事です。

clamNationalGeografic.com

 この貝は、
「ホンビノスガイ」


2006年にアイスランド沖で採取してきた200個の貝のうちの一つです。

普通に日本のスーパーでも売っている食用にされる一般的な貝です。
「白ハマグリ」という別名でも売られています。

この貝は
貝殻の年輪が
毎年一本ずつ増えるために、
年齢が確認できます。

英国バンガー大学の研究チームが、
この貝の年齢を分析してみたところ、
調査した200個の貝のうちの一つが
意外にも、
507歳
であることが判明しました。

調査する時には
誰もまさか
この小さな貝が507歳だとは
思いもよらなかったのです。

この貝は
調査のために亡くなってしまいましたが、
Ming(明)と名付けられました。

この小さなMingが生まれた時代は、
中国で明王朝だったからです。

レオナルド・ダ・ヴィンチがモナリザを制作していた頃、
このMingさんは
すでに
海の中で暮らしていたことになります。


今回は
貝を無作為に拾っての寿命調査でした。

実際には、
さらに多くの貝が、
もっと長寿であるのでしょう。

私たちは、
命を頂いて、
命を繋いでいる。


これは
食事のたびに心に留めておくべきことです。


私たちは、
ついこんな当たり前のことを

何も考えずにやり過ごしてしまいます。

曹洞宗を開祖した道元禅師は、
24歳で中国に渡り、
28歳で帰国しました。


帰国後にまず述べた言葉は、
「空手還郷(くうしゅげんきょう)」、
「眼横鼻直(がんおうびちょく)」

という言葉でした。

空手還郷は、何も持たずに帰ってきた。
眼横鼻直は、眼は横につき、鼻は縦についている。

つまり、

当たり前のことに、
心を込める、

そこに道がある
ということです

私たちが当たり前に食べている食事。
これを当たり前のことと思わずに
貴重な命を頂いていることを
毎回しっかりと意識して、
いただく。


こういう日常の当たり前の行為に心を込める
当たり前のことに心を寄せる

それが
霊性進化の近道なのでしょう。

たった一杯のお味噌汁の中に入れられた貝にも
尊い命があります。

その貝は
もしかしたら、
自分よりもずっと年上の貝なのかもしれないのです。

そう思うだけでも、
感謝の気持ちが、
より強くなりませんか?

「光の魂たち 動物編」


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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