クローン病と医学常識とは？

ん～～～
クローン病は原因が分かっていないものの
自己免疫疾患であることが示唆されますね。

昨日はクローン病の患者さんが来院しました。
クローン病での「腸の狭窄」を気にして怖がっていました。

お母さんと一緒に診察にいらっしゃいましたが…
「病気への視点」が甘い様に感じます。

今の医学は今の医学の常識なんだから…常識は変わる訳だよな。

息子さんが医師から「今後治らない」と言われた時に、
何故、お母さんが「私が必ず治す！」と子供を守れないのかが不思議？
お母さんと息子さんが一緒になって悩んでいる姿な訳だよな。

素人でも…病気を怖がらずに、
「今の医学は今の常識」と捉えることが出来ていない。

そんなことを話すと…
「お前は医者でそんな経験ないから分からない！」とか言われそうな。
(^_-)ﾈｯ　それでも良いけど、さ。

実は…私は中学生の時に入院していた経験があります。
その時、「一生治らない！」と主治医の先生に宣言されました。
（大学病院は研修中の医師が主治医で、上で教授が監督しています。）

その時に、泣きながら母親に電話しました。
その時に母が話した言葉は「私が必ず治すから大丈夫」と。
この言葉は母が亡くなった今でも覚えています。
医師でもなかった母に感謝しています。。。

退院後の主治医の医学部大学教授からは…
「お前は医者になれ、身体を厭（いと）う様になるから」と。
そして猛烈に勉強をして医師になりました。

「一生治らない！」と話して下さった入院中の主治医の先生にも…
プライベートでも付き合って下さり感謝しかありません。

そして私は…
今でも、どうにか生きています。

今の私は沢山の方に支えられて生きて来ました。
ただ…感謝の気持ちしかありません。

クローン病であれ…
「病気を怖がらない心」が一番大切に思えてなりません。

どんな病気であれ出口は…どこかにある。
聖書の「針の穴をラクダが通れる」との言葉に集約されています。
現世の物事（医学も含む）に執着から離れれば、出口が見つかる。
そんなことを感じるんだよな。

PS：中学生の時に入院していた時に聞いていた曲です。
アグネスチャンの「草原の輝き」です。

中学生だから…病室から見えるネオンに涙したよな。
そんな環境の中で、この歌を聴いていました。。。