今日もインスタグラムストーリーズにいただいた質問の回答です😊
今回は「注入できるタイプの軟膏」の話をします。病院で処方されるのはこのタイプが多いかと。
どの使い方にしても蓋をとって本体をちょっと絞り出してから使うと先端に出た軟膏が潤滑油の役割をするので、痛くなりづらいです🙆
■血栓性外痔核
※急に腫れてめっちゃ痛くてしこりみたいになる痔
外にボーンっと腫れてるので、基本的には外の腫れてる部分に塗るでOK
手を汚さなくてもそのまま塗り塗りしちゃえば大丈夫です😊
油分がベトベトして下着につくこともあるので、ガーゼ挟んでおいたほうがいいかもです💦
むしろ、最初からガーゼに軟膏を出してからガーゼをお尻にはってくださいと指導してる施設もあるかもしれません🍀
個人的には血栓性外痔核の方でも、できれば余った分は肛門内に注入しちゃうことをおすすめしてます👌
外が腫れてる方はだいたい中も腫れてるので、中も注入しちゃったほうが効果的😊
■内痔核
中の痔なので基本的には中に注入。
蓋をとって中身をちょっと出して潤滑油みたいにしてから😊
もし、中のものが外に出てしまっている時はそれを戻すときに使っていただくといいかもです🍀
※出血が多いときには坐薬と一緒に処方されることもあり、坐薬の先端に塗って肛門内に挿入するという使い方もあります👌
■裂肛
一般的にはお尻の際から中にかけてできた傷なので中に薬が入らないと効きにくいです💦
ここでも、蓋をとって中身をちょっと出して潤滑油みたいにしてから、中に注入すると痛くなりづらいです😊
※肛門周囲膿瘍/痔瘻には基本的には軟膏は効きませんが、裂肛が関与してる場合は軟膏処方することもあります🍑
あとは肛門のかぶれの薬の使い方や坐薬と軟膏の使い分けなどもご説明したいことは山ほどありますが、ひとまず今回はここまで💦
Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ
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