ヤンカリ動物保護区
ナイジェリアで
「最も豊かな野性動植物のオアシス」
と言われる野生動物の保護区。
Googleの地図の赤い小さな部分です。
えっ、こんなに小さい。
もともと西アフリカ全域は、
かつてはライオンが
たくさん生息していた地域です。
でも現在は
ライオンを狭い地区に追い込み
ほとんどすべての地域を人が征服しています。
現在
地球上に生き残った
野生ライオンの個体数は
少し前の45万頭から
約2万頭に一気に激減。
野生ライオンの繁殖地であった西アフリカでは
たったの約400頭、
西アフリカのうちナイジェリアには
およそ35頭しか生き延びていないのです。
ナイジャリアのカインジ湖国立公園に30頭
そして
「最も豊かな野性動植物のオアシス」と呼ばれる
ヤンカリ動物保護区には5頭未満。
南アフリカやタンザニアなど
まだライオンが生き残っている地域の保護活動予算は
1平方km当たり500ドル(約5万円)あります。
ところが
ナイジャリアを含むにshアフリカ諸国では
1平方km当たり36ドル(約4千円)しかないのです。
そのため
密猟者はライオンを見つけ次第、
射殺。
今回ナイジェリアのライオン調査を行った報告があります。
ライオン保護活動をするベニン共和国の研究者のマーシャル・キキ氏は、
このヤンカリ動物保護区で、
バッファローの子供が苦しむ声を流しながら
車でライオンを探しました。
バッファローの子供の声でライオンはおびき寄せられるのです。
ところが、
29時間かけて
150kmを捜し回った結果
たった一頭のライオンでさえ見つからなかったのです。
phys.org
足跡すら発見できませんでした。
キキさんは、6人の武装したレンジャーと共に
あちこち歩きます。
密猟者は、
こちらから威嚇すると
銃で攻撃してくるそうです。
結局
ハイエナの跡しか見つけられませんでした。
phys.org
2009年にはじめて本格的に西アフリカのライオンの生息調査が始まりましたが、
この時点で
すでに
ライオンの生息地の99%は
失われていたのです。
phys.org
もうナイジェリアのライオンたちは
人の手によって
ほんの数年で地球上から
完全に葬られようとしています。
ナイジェリアでは
いまやライオンは図鑑の中で見るものになっています。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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