女性の方で便秘→切れ痔に繰り返している方は多いと思います。
前回に引き続き、今回は、切れ痔についてまとめてみます!
■切れ痔=裂肛🍑
■硬い便で切れるのは有名だが、下痢でも切れる!
■通常であれば軟膏で1-2週間で治るが、同時に原因を治さないと繰り返す
■「便側の問題」で繰り返すようあれば、便秘や下痢の治療を(長くなるので別の機会に)
■「肛門側の問題」で繰り返すようであれば、その治療を
■「肛門側の問題」としては「見張りイボ」「肛門ポリープ」や「肛門狭窄」がある。
※切れ痔を繰り返してできたタコのような組織の盛り上がり
※これは軟膏治療では治らない💦
※なくすには手術が必要になるが、どの程度で手術適応になるかは診察する医師と患者様の希望によりそれぞれ🍀
※慣れてる先生でないと、見張りイボは外痔核と区別がつきにくい😓
■「裂肛」+「見張りイボ」+「肛門ポリープ」+「肛門狭窄」がセットになることも多い🍀
■「肛門狭窄」は一般的には人差し指2本の広がりと言われている。それより細い便しか出てなければ狭めな(切れ痔になりやすい)肛門かもしれない。
■明らかに切れてる時は、やはり診察は痛い。
→なので、無理やり診察せずに軟膏処方し、落ち着いたところで診察すべきと、上司に教えられました🙆
※無理やり拡げたら痛いだけだし、より裂けるかもだし、トラウマになりかねない。
※慣れてる先生なら、中まで診察しなくても、周りの皮膚の感じとか突っ張りとかで、だいたい「切れ痔がありそう」と予想できることが多い。
■通常の痔瘻の機序と違い、切れ痔の傷が感染し、裂肛痔瘻を形成することがある。
■色々書きましたが、基本的には切れ痔は9割の方は軟膏治療で治ると言われてます🙆
Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ
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