BMJのシニアエディターのPeter Doshiの記事です。以前にも彼の記事を紹介した事があります。コロナワクチンの有効性は謳い文句とされていた95%ではなく、実際には29%もしくは19%しかない、という話でした。
Doshiはコロナ騒動の背景にある経済学にも触れています。病気になった人のみを対象とする薬と違い、ワクチンは健康な人間や動物に義務化できるため、膨大な人数相手に定期購買的に利益を上げる事ができる巨大ビジネスであり利権です。背景には巨額のお金が動くため、様々な癒着を生む温床となります。
コロナワクチンと治療法:生データが必要だ、今すぐ。データは完全かつ即座に公開されるべきである。
10年前、別のパンデミックの最中に、世界各国の政府が何十億もかけてインフルエンザ用の抗ウイルス剤を備蓄していたが、合併症や入院、死亡のリスクを減らす事が証明されていなかった事が
The BMJ の紙面で明らかにされた。オセルタミビル (タミフル)
の規制当局の承認と政府の備蓄の根拠となった試験の大半は、メーカーの出資によるもので、そのほとんどが未発表。発表されたものはメーカーから報酬を得たゴーストライターによる著作であり、主著者として記載された人々は生のデータにアクセスできず、独自の分析のためにデータの入手を求めた研究者たちは拒否された。タミフルの悲劇は、臨床試験データの共有の重要性がかつてないほど注目された10年の幕開けとなった。製薬会社のデータをめぐる公開バトル、数千人の署名による透明性を求める運動、ジャーナルのデータ共有資格の強化、データ共有に対する企業の明確な取り決め、新しいデータアクセスウェブサイトポータル、医薬品規制当局の画期的な透明性方針、これら全てがデータの透明性の新しい時代を確約した。
進展はあったが、明らかに十分ではなかった。前回のパンデミックの失敗が繰り返されている。記憶は短い。今日、コロナワクチンと治療法が世界的に展開されているにも関わらず、これらの新製品の臨床試験の基礎となる匿名化された被験者レベルのデータは、医師、研究者、一般市民がアクセスできないままであり、今後数年間はその状態が続くと思われる。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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