訪問診療で、大切なことは『風通し』。
精神科の在宅訪問診療の先生に
昔、教えていただいた。
「田中くん、思い上がってはいけません。
患者さんは、そこで暮らしてこられた歴史があって、
その歴史ごと、ぜーんぶを変えれるわけないんやから、
訪問診療の極意は、『風通し』にあると心得よ。
しかしね、、その、、『風通し』、、、、実のところ、
お相手の患者さんに受け入れてもらえなきゃ、
始まりもしないんだよ。『風通し』さえ、させていただけない。
でね、やっぱり、ね、実は、、、
ここが肝腎なんだよ。
自分自身の『風通し』。
これができてないようではあきません。
このこと、忘れないようにね。」
自分自身の『風通し』。
タナカは、幸せなことに、
素敵な在宅医たちに、ご指導いただけた。
今、難しいコロナ禍で、難しい在宅医療。
教わった極意の数々を、一つ一つ大切に
思い出しながら、ザイタクと向き合っている。
このザイタク文化を、必ず次世代に継承しなければ、いけない。
今日は、一日中、診察室の片付けをしていた。
この半年間、自分自身の『風通し』が悪かったこと、実感している。
さあ、そろそろ風に吹かれよう。春がやってくるぞ。
今日はこの曲です。
戦争が早く終わりますように。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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