便が細い=大腸がん???

内科医

ネット情報によると、結構
「便💩が細いと大腸がんの可能性があります」と書いてあります🍀

で、心配になって来院される方も多いのですが、

実際「大腸がんが原因で、便が細くなっていた」という方は実は多くはありません🙆

便が細くなる理由としては

便側の問題
便が軟らかければ、お尻で絞り出される感じになって、ニュルニュルと出てくるわけです💩
誰でも一度は経験あるのではないでしょうか?

太かったり細かったり繰り返している方はこれが原因のことが多い。

肛門側の問題
繰り返す裂肛などで、お尻が突っ張り狭くなり、ひろがりにくくなり、細い便しかでなくなる、という理由もあります。
複雑痔瘻で括約筋が硬くなるパターンもあります😓

大腸の問題
いわゆる大腸がんが大きくなって、ホースみたいになっている大腸の通り道が狭くなっていることも。
かなり狭くなると下痢便しか通過しなくなるので、「便秘がきっかけで見つかった大腸がん」ではなく「下痢がきっかけで大腸が見つかる」こともあります👏

大雑把に分けるとこんな感じです。

「便の細さ」が、気になって来院された方が、③のような「大腸の問題」である確率はたしか数%だった気がします。
※今すぐソースでなくてすみません。

しかし、数%でもいらっしゃる以上、大腸がんを疑った場合は大腸内視鏡検査は必要になってくるのです🍀

実際、施設により方針は違いますし、
「便が細い」と来院された方全員が大腸内視鏡検査を勧められるわけではないと思いますが、

40歳以上の方は、一度担当医と大腸内視鏡検査について相談してみることをオススメします☺️

がんは早期発見すればするほど治りやすいです☀️

大腸内視鏡検査で、たまたま無症状の大腸ポリープが見つかることも多々あります👏
大腸がんは、大腸ポリープの状態を経てがん化することがほとんどなので、がん化しそうなものは切除しておくことでがんの予防になります🎉

ぜひご検討くださいませ🍀

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Source: 埼玉の大腸肛門科(肛門・痔・大腸内視鏡)ママ女医のブログ

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