神の詩 第五章六節 1

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神の詩 第五章六節 1

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「しかし、アルジュナよ、行動のヨーガを実践しないで、行動を放棄することはむずかしい。行動のヨーガで意識を統一した聖者は、すぐにブラフマンのもとに行く。(六)」

鍵と鍵穴が一致すれば
扉が開くように、

ヨーガによって
意識を神と完全に一致させることができれば、
すみやかに
神との合一を果たすことが出来る
と説いています。

ブラフマンとは、
至高の存在、
神、
宇宙の根理
です。

そして
アートマンとは、
自己の中心にある真我であり、
ブラフマンの分け魂
になります。

聖典「アタルヴァ・ヴェーダ」には、
神々はブラフマンから顕現された
と記されています。

「偉大なるものは、ブラフマンから湧出してきた神々である。」

カタ・ウパニシャッドには、
「アートマンは万人のハートに潜んでおり、
純粋知性と精妙なる直感を有する識者によってのみ
見ることが出来る。」
と記されています。

ブラフマンとの合一には、
行動の放棄は必須であり、
そのために
行動のヨーガのたゆまぬ実践が求められます。

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 1
森井 啓二
きれい・ねっと
2021-08-20


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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