神の詩第七章5  4

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神の詩第七章5節

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター第八巻より抜粋です。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 8
森井啓二
きれい・ねっと
2024-09-27



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「これは私の低次のプラクリティである。勇者アルジュナよ、これとは別に、高次のプラクリティがあることを知れ。低次のプラクリティである物質界を利用している生命体は、この高次のプラクリティに属する。(5)」

続きです。

人間は、
何層にも意識を移行していくことが出来る、
地球上唯一の生物です。

宇宙を単なる物質宇宙として見るのではなく、
その先にある、
遥かに広大で宇宙的な生命力と純粋知性・純粋理性によって形成されていることを感じ、
理解することが出来ます。

人間には、
高次の領域を認識するための能力が潜んでいます。

その能力を目覚めさせて、
高次の領域を理解し、
少しずつ認識し始めると、
人生が大きく変容していきます。

今まで見えていても見ていなかったことや、
見失っていた様々なことを
取り戻し始めることになるのです。

例えば、
太陽系には不可視の惑星があることや、
肉眼で見えている惑星でも不可視の世界が広がっていることを認識することが出来たら、
どれだけ意識が変わることでしょう。

人は、
自由意志によって、
この高次と低次のどちらにも意識を向かわせることが出来ます。

高次の領域へと意識を向け易い人になるためには、
幼少の頃の教育も大きく影響します。

両親が神に向かう生活をしていれば、
一緒に暮らす子供も両親の行動を見て、
「この世界にはもっと高次の存在がいるんだ」
という認識を持つようになっていくことが、
とても大切です。

日本では古くから、
神々と共に生きることが当たり前で、
見えない高次の存在を敬いながら生活をしてきました。

家に入ると門口の神様がいて、
台所には荒神様、
納戸には納戸の神様、
トイレには厠の神様、
掃除する時には箒の神様がいてくださいます。

朝起きると、
神棚に新鮮な水を捧げて合掌し、
食事の前後にも合掌し、
感謝と共に生きてきました。

このような生活を子供の頃から経験していると、
やがては神理を求める強固な土台が形成され、
そこに高次へと上昇していくための力を蓄えていきます。

驚くことに、
科学の発達と共に、
神と共に生きる習慣は退化しています。

本来は、
科学と精神的霊的進化は共に発達すべきことなのに。

続きます。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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