やり続ける事の大変さ・・・門脈動脈同時塞栓療法

外科医

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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

本日ご紹介しますのは、
門脈動脈同時塞栓療法の大変さを感じた
一例
です

ステージは2

通常、肝切除やラジオ波焼灼術が
標準的な治療ですが、

この方は
とてもご高齢であること、
ラジオ波治療に納得がいかず、

ご家族が探されて、
岩本内科にご来院くださいました

岩本内科では
私の父である初代ガンちゃん先生が
開発、提唱し続けていた
門脈動脈同時塞栓療法
があります

Stage 1や2の
比較的早期の肝細胞癌に対しての
成績はラジオ波治療と変わらない程度の
成績を
2010年の国際雑誌 Cancer
に報告しています

門脈動脈同時塞栓療法は
アンギオCTを用いた
質の高い肝動脈塞栓術 (TACE)
です

ご本人とご家族とよくお話をさせて頂き、
門脈動脈同時塞栓療法を行いました

早期の肝臓がんを
カテーテルで治療をするという事は
大変、気合いを入れないといけません

マイクロカテーテルをぎりぎり限界まで
挿入します

この方の癌は、
A5と呼ばれる枝の根元の
細い枝から栄養
されていました

スライド7
スライド8

治療範囲を確認し、
末梢の門脈が出るまで
丁寧に薬剤を投与します

治療後CTで
完璧に薬剤が入ったのを確認し
終了です

スライド9

これが門脈動脈同時塞栓療法です

100点しか出してはいけない治療は
それだけ重圧がかかります

父はそれを30年以上
やり続けてきました

大変だったことでしょう

良い治療を患者さまに
世に広めようというその思い、
信念があったからこそ、

やり続けられたのだと思います

子供ながら感服しますね
偉大な父を持つと・・・
苦労します (笑)

でも、、
父の時と変わらず・・・

本日もガンばりますか

今日も治療がたくさん待っています!

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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