円安が急激に進む中、外国株投資をどう考えるか

内科医

おはようございます。

昨今のウクライナ情勢を受け、急速に円安が進んでいます。

今現在の円安状況を踏まえ、外国株投資を始めるべきか否か悩んでいるというご質問をいただきました。

これから積立NISAやiDeCoをメインにインデックス投資を始めたい30代歯科医師です。

投資は未経験の新参者です。

最近毎朝こちらのブログを拝見するのが日課になっております。

有益な情報で参考になっており、大変ありがたいです。

インデックス投資に関して色々な情報を目にしましたが、ちゅり男さんの考え方が自分はとてもしっくりきています。

シンプルに全世界株式オールカントリーをコツコツ買い続けて、ずっとホールドしていきたいと考えています。

為替リスクに関しての質問があります。

普段お世話になっている税理士の方に海外株式のインデックス投資に関しての相談を一応してみました。

すると、最近急激な円安傾向にあって今はあんまり積極的にやるべきではない、じっとしていた方が得策では?というお話でした。

私はインデックス投資は複利効果を最大限発揮できるように、早めに始めた方が良いのかと思ってました。

今後インデックス投資をやっていく上で、為替の状況に対してはどういう心構えでいたら良いのでしょうか?

すごく初歩的な質問かと思いますが、教えて頂けると助かります。よろしくお願い致します。

ご質問ありがとうございます。

結論としては、今後為替が円高に振れるのか、円安に振れるのか、それとも今の水準で安定するのかは誰にも分からないため、

一気にまとまった金額を投入するのではなく、毎月の積立投資であればいつ始めても問題ないと言えるでしょう。

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円安が急激に進む中、外国株投資をどう考えるか

本日の記事の要点は以下の通りです。

1. ウクライナ情勢を受け、「1ドル=125円」まで円安が進行

2. 為替の変動は株価の変動以上に予想がつかないことを受け入れる

3. 毎月の外国株インデックス積立投資であればいつ開始しても問題ない

以下1つ1つ掘り下げてみていきます。

 

1. ウクライナ情勢を受け、「1ドル=125円」まで円安が進行

昨今のウクライナ情勢を受け急速に円安が進んでおり、2022年4月現在「1ドル=125円」となっています。

ここまで急速に円安が進むのも近年では珍しく、これから外国株投資を始める方には悩ましい状況だと思います。

一方、すでに10年以上にわたって外国株投資を続けてきたベテラン投資家の方は、円安のおかげで総資産額が過去最高を突破している方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、円安が進行する以前に遡って投資をすることはできませんから、「これからどうするか」だけを考える必要があります。

 

2. 為替の変動は株価の変動以上に予想がつかないことを受け入れる

為替の変動を正確に読むことができれば外国株投資は容易になりますが、私の経験上、株価以上に予想が困難なのが為替レートです。

株雑誌を読むと様々な専門家が「為替予測」をしていますが、その予想は完全にバラバラであり、当たれば儲けもんというレベルです。

専門家ですらほとんど当たらないわけですから、金融知識の乏しい我々素人に為替を予想できるはずがありません。

となりますと、現実的な解決策としては「為替の変動は読めない」ものとして受け入れることになります。

 

3. 毎月の外国株インデックス積立投資であればいつ開始しても問題ない

円安が急激に進む中、いきなり大金を投じるのは躊躇してしまう方が多いでしょう。

私も1000万円や2000万円といった大金を投じる局面ではないと思います。

しかし、実際には手元に何千万円も余剰資金がある方は少なく、ほとんどの方は毎月の給料からの積立投資となるはずです。

外国株インデックス投資でリターンを上げるためのベストな方法は、短期的な株価や為替の変動を予測することではありません。

少額からでよいので、できるだけ早く外国株インデックス投資を開始し、運用期間を長く確保することで複利の効果を最大限に活かすことが重要です。

いくら懇意にしている税理士さんであったとしても、税理士は税務業務が専門であり株式投資の専門家ではありません。

最終的には自分の頭で考えて投資判断を下すしかないでしょう。

 

まとめ

これから外国株投資を始める方にとって、昨今の円安は大変気になると思います。

とはいえ、短期的な為替や株価の変動を予測することは大変困難であり、「良い金融商品を買って長く保有し続ける」という原則を重視したほうがよいでしょう。

 

【インデックス投資に関するおすすめ本2選】

1. ジェイソン流 お金の増やし方

一気に有名になった厚切りジェイソンさんの書籍。

家計管理を徹底し、余剰資金を全てVTIに投入するというシンプルかつ最強に近い手法です。

 

2. 投資の大原則

バートン・マルキールとチャールズ・エリスの共著。

インデックス投資界の大御所二人がタッグを組んだ本書は絶対に読んでおくべき名著です。

 

こんな記事も書いています。

良い投資とはシンプルで退屈なものです。VTやVTIを購入し、いったん購入したら長く保有し続けることが重要です。

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インデックス投資で大きな成果を得るには年数がかかります。

10年〜20年見ておくとよいでしょう。

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これからの時代、日本円だけを保有することもリスクになります。

株式投資が広く普及し、気楽に取り組めるようになるとよいですね。

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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

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