おはようございます。
もっと時間があればやりたいことはいくらでもあるが、時間が足りないからやりたいことになかなか手がつけられないという人は多いと思います。
「何をやるか」ではなく「何をやらないか」から先に考える習慣をつけないと、本当に重要な事に時間を回すことができません。
また、「何をやらないか」を決めて時間を捻出したとしても、せっかく浮いた時間をまた無駄なことに使ってしまっては意味がありません。
自分にとって本当に重要なこと3つに絞って、まずはそれに集中することが重要だと思います。
「何をやらないか」を先に決め、最優先事項3つに絞って集中しよう
「何をやらないか」を先に考える
時間を捻出するためには、今までは無意識にやってしまっていたけれども、これからはやらないことを決める必要があります。
私の場合は、
・夜にだらだらとテレビを見ない
→情報収集において、テレビは時間対効率が最悪です
→テレビの情報も報道する側のバイアスがかかっており、客観的なものではない
・朝寝坊をしない
→医師の場合、夜は終業時間が読めないこともあるため、大事な事は朝の時間に
・割に合わない当直バイトはしない
→当直バイトはあくまで自分の時間の切り売りですので、時間対効果が重要です
・付き合いの飲みには参加しない
→昔はよく行っていましたが、付き合いの飲みは費用対効果が低いです
→人脈を広げる、など明確な目的があるものは可
このあたりですね。
どれも、普段から意識しておかないと無意識にやってしまうことばかりですので、気をつけるようにしています。
本当に重要な事を3つだけ書き出してみる
何をやらないかを決めたら、次は自分にとって本当に重要なことを3つだけ書き出してみましょう。
必ずしも3つである必要はありませんが、10個や20個もあったら多すぎると思います。
人間、同時に10個や20個の事項を考えることはできません。
私の場合は、
1) 筋トレや有酸素運動を継続して、一日中エネルギッシュに動ける身体を作る
2) 家族全員で過ごす時間を最大化し、家族の幸福度を上げるお金の使い方をする
3) 読書を欠かさない。特に、医学以外の他分野に関する広い知識を身につける
この3点です。
臨床医として、特に神経内科のスペシャリストとしてスキルアップをするというのは当然ですので、重要事項にはあげていません。
私の場合、上の3つが充実していれば他のことは二の次として割り切ることにしています。
「なんでもかんでも」と欲張りすぎると、どれだけ時間があっても足りず疲れてしまいますからね。
重要なこと3つを実現するためには投資を惜しまない
さて、重要なこと3つを書き出したら、この3つだけはなんとしても実現する必要があります。
そのためには、他のささいなことは犠牲にする勇気も必要ですし、それらを実現するためにはお金の投入も惜しみません。
例えば、毎月のジム代金8,000円というのは決して安くはありません。
年間で約10万円になりますからね。
人によっては「ジムにお金を使うなんてももったいない」とおっしゃる方もいると思います。
ランニングするだけならば家の周りを走るのでも事足りますし、筋トレも本格的なものでなければジムに行かずとも自宅で実践できますから。
しかし、私の中ではプライオリティNo.1の最優先事項ですから、ジム代金8,000円というのは全く高いと思いません。
むしろここにお金を使わずしてどうするの、というレベルです。
各個人によって考え方には差があると思いますが、自分にとって優先順位の高い事項には時間やお金の投資を惜しまないようにしています。
たった3つでも100%実践するのは大変難しい
言葉にするとたったの3行ですが、本当に重要なこと3つを100%実践するというのは実は非常に難しいです。
本気で取り組まないと「実践しているつもり」になりやすいからです。
例えば、臨床医の中で「家族全員そろって過ごす時間を最大化する」を真の意味で実践できている人はどれくらいいるでしょうか。
私は、この目標があるおかげで日中の業務をテキパキこなそうというモチベーションが生まれます。
また、上手なお金の使い方というのも追求し始めると終わりがありませんね。
我が家の場合、物に無駄遣いをすることは少ないですが、経験や思い出作りにはお金を惜しみません。
特に子供は刻一刻と成長していきますので、後から振り返って「あれをやっておけばよかった!」と後悔しないように行動するようにしています。
まとめ
あれもやりたい、これもやりたいと欲張りすぎると、時間が足りなくなって結局何もやれなかったという結果に陥りがちです。
多忙な人ほど「選択と集中」が重要だと思います。
こんな記事も書いています。
投資信託やETFの自動積立は平均点狙いの投資法ですので、最高のパフォーマンスをあげることは不可能です。一方で、「投資に時間をかけずに済む」という計りしれないメリットがあります。
『筋トレが最強のソリューションである』は筋トレ本の名著だと思います。今までに筋トレに対するモチベーションをここまで向上させてくれる本に出会ったことがありません。
『サピエンス全史』のように専門分野に関わらない教養を身につけられる本は大変貴重です。医学本ばかり読んでいると専門バカになってしまいます。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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