今日も、今も、家族が壊れそうだった。
僕は、レビーには思い入れがある。
母がそうだった。
誰も悪くないのに、
家族がバラバラになった。
今もなお、相続やなんかで、ほんと苦しい。
ほんとポンコツ家族で、もう戻ることはない。
誰も悪くないのに、本人も家族も、傷つけ合う。
こんな悲しいことは、他の誰にも味わってほしくない。
ご本人が愛する奥さんを突き飛ばす。
どうやっても、防げない。
奥さんは怯えている。ご本人も怯えている。
ここで暮らせなくなることを、、、、、
今、まさに家族が壊れかけている。
どっちにも、大丈夫だと、言って回る。
誰も悪くなんかない。大丈夫だ。
ケアマネさんも、行政のみなさんも、
お巡りさんも、僕のチームも、
はっきり言って、一銭にもならないのに、
今日一日中動き回っていた。
どっちに行こう？
もちろん、僕らはこっちだ。
怯えてるその本人に、
涙を流してる奥さんに、
苦しんでるその家族に、
大丈夫だよって言いたいんだ。
僕なんか、ガラクタだけど、心を込めて、
昔の家族を取り戻そうとする彼らのチャレンジに
トコトン付き合う。あきらめないぞ。
これだって、立派な『ザイタク』だ。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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